ショートスリーパーは本当に健康的なの?

こんにちは。
姿勢を良くする専門家「姿勢科学士」
喜多 英です。

本日はFacebook等で良く広告出ている

短時間睡眠

についてです。

ショートスリーパーとは?

ショートスリーパーとはなんなのか?
睡眠時間というのは理想は何時間だと言われるのか?


短時間の睡眠と言われるのは6時間を切るあたりからのようです。
近年までに、約15,000件を超える睡眠に関する科学論文が発表されています。


その中で6時間を下回ると悪影響が出ることが確認されています。
代表的なのは認知機能に低下が見られることで、泥酔状態と一緒という評価もあります。


その中で3時間以下ぐらいの人がショートスリーパーという表現で話題になっているようです。

健康的に短眠になれる?

広告とか告知とかで出てくる情報については、私はほぼ情報商材的な正直に申し上げて良い印象を持ってません。

こうするといい!
という方法は教えてくれるのですが、なぜその方法がベストなのか?という立証がほぼ存在しないか矛盾していると感じるからです。


その中に健康的に短眠になれる!

というワードがあり、つい反応してしまいました。


なぜかというと、
何を根拠に健康的に短眠が可能だと言っているのか?


健康というキーワードとは10年を超えて付き合ってきましたし、これからも仕事としても個人としても関わり続けていきます。

非常に重要なテーマであると強く思います。

健康への影響は短期間で測れるのか?

私が最も感じたポイントはここで、健康という分野は多くの科学論文でも話題になります。

しかし、短眠を勧める人は「健康に影響なし」という決断を何年間の研究によって判断したのでしょうか?


現在、健康という長期的なものに関しては10年〜50年といった経過観察を大規模に行なっても、正しい結論には至らないケースもあります。

それは個体差なのか?
違う要素が混じってはいないか?
他にも様々な要素があります。


その状況の中で、今まで、15,000件を超える科学論文、恐らく人数にしたら150,000人をゆうに超える人数を対象にした実験で導き出されている悪影響を覆すとは現在のところ思えないのです。


短時間睡眠でも可能なのは私も大歓迎です。
仕事時間も効率化がされるかもしれません。


しかし「健康的」という結論がどれ程根拠の高い情報なのか?
これに対する研究成果が乏しい状態で

「健康的に短眠になれる」が納得できない

という表現をするあたりに、納得できない気持ちを感じるわけです。


私一人がやってよかったことが、周りの人にも良いという確証はありません。
100人が同じことをしたら、10人ぐらいしか良くないかもしれません。

ただやった本人は素晴らしい、画期的な方法だと感じるでしょう。


ただ求められているのは、100人のうち80人だったり、少なくとも過半数の人に当てはまる法則ではないでしょうか?

それを求めていくと、科学的に立証されるということも必要だと考えます。
もちろん分野によっては科学的に立証しにくい分野というのはあります。


私がやっている手技療法に関しても、感覚的に施術を行う人が多いように感じます。
しかし、今後求められるのは、先生によって皆やり方がまるで違うのではなく、同じ理論の元、再現性の高い施術を行うことだと感じます。


虫歯の人が歯医者に行ったら、どこに行ってもおおよそ同じ治療を受けますね。
それは虫歯の治療法というものが現在の段階ではある程度、科学的に確定をしていて、なおかつ認知されているからです。


睡眠も、施術に関しても、Aという状況にはBの治療法を。
Cという状況にはDが有効だという、科学的エビデンスに基づいた治療が求められていると強く感じます。

何を信じるかは自由

と言っても、何を信じるかはみなさんの自由です。
たとえどんなことでもその人が心から信じることを邪魔することほど野暮なことはないと思います。
サンタクロースを信じている子どもに真実を告げることが正しいことだとは私には思えません。


ただ、私も人間ですからまゆつばものに飛びつきたい気持ちは多くあります。
しかし、やってみて、お金と労力と時間という自分の財産を使ってみて何も残らない。

これが一番悲しいことだと自覚しています。


私は健康や姿勢という分野に対して、お金を使うことを勧める立場にいます。
一人一人大切なお金だからこそ、必要な部分に使ってもらいたいと思います。


それがあくまでも個人の感覚ではなく、客観的なエビデンスを求める理由です。
もちろん個人の感覚を否定するわけではなく、その両方が大切だという考えです。


皆さんがあくまでも長期的に健康でいられることを願っています。


最後までお読み頂き、ありがとうございます。
姿勢を良くする専門家「姿勢科学士」喜多 英