慢性腰痛になる夜の習慣と原因とは?

こんにちは。
姿勢を良くする専門家「姿勢科学士」
喜多 英です。


本日は夜の習慣と関係の深い腰痛の話です。

腰痛になる夜の習慣とは?

さて結論から言いましょう。

腰痛になりやすい夜の習慣とは

寝返りの回数

です。


現在、寝返りの回数の少ない人ほど慢性腰痛になるというデータがあります。
寝返り回数が平均20〜30回と言われていますので、20回以下の人が対象になると考えてください。


これは「ためしてガッテン」等でも放送されてましたのでご存知の方もいると思います。
慢性腰痛に悩む人の寝返り回数を数えてみると10回以下という状況でした。

慢性腰痛の原因は何か?

慢性腰痛の原因はなんなのでしょうか?
寝返りの少ないことはカラダにどんな影響を及ぼすのでしょうか?


私が現在考えている主な原因は

  1. 血流量の低下

  2. 可動域の低下

  3. 姿勢の悪化

主にこの3つを考えています。


①の血流量の低下は、分かりやすいと思います。
②の可動域の低下は、動きやすさに関連しています。
③の姿勢の悪化は腰だけでなく全身に作用しています。


それでは原因を一つ一つ見ていきましょう。

原因①血流量の低下

腰の血流量の多いか?少ないか?
慢性腰痛の人の腰の血流量は低下することがわかっています。

さらに、

「ためしてガッテン」での福島県立医科大学のデータによると、健康な人と慢性腰痛患者の脳血流を比較しました。すると慢性腰痛患者の7割に脳血流の低下が確認されました。


これらは、慢性腰痛だから腰や脳血流が低下するのか?
腰や脳血流が低下するから慢性腰痛になるのか?

卵が先か?
鶏が先か?

という問題ですが、はっきりとはしていません。


ですが、現時点での私の判断として腰という大きな部分の血流が低下することにより、脳にも何らかの影響を与えているのではないかと推測しています。


寝返りの持つ作用として下記の4つがあります。

  1. 体液の流れをよくして疲れをとる
  2. こもった熱を逃がして、体温を調節する
  3. 筋肉のこりをほぐしカラダのゆがみを整える
  4. 睡眠サイクルを整えて眠りの質を高める

この①の血流やリンパ液などの流れが同じ体勢の時間が長いことで、寝返りの多い人に比べ低下することは想像できますね。

原因②可動域の低下

これは腰の可動域だけでなく、近くの可動域も含めます。


皆さんは腰の動きというとどんな動きを思い浮かべますか?
私の講演を聞いてくださってる方はご存知かと思いますが、腰にはひねる動きはありません。

正確にいうと腰=腰椎のひねる可動域は左右5度ずつだけです。


一般的に思い浮かべるツイストなどの動きやねじる動きというのは腰の動きではありません。


ではどこの動きかというと

  1. 背中(胸椎)の動き

  2. 股関節(膝を含む)の動き

の動きです。

この本来動くはずの動きがなくなってくるとどうなっていくのか?
本来ひねられる動きのない腰が無理にひねられる状況ができます。


これにより痛みや、血流の悪化というものにもつながってきます。
ここの詳しい説明についてはまたどこかでやっていきたいと思います。

原因③姿勢の悪化

①②と慢性腰痛に結びつく原因を見ていきました。
その中でも根本に近いと考えるのが姿勢の悪化です。

それはなぜでしょうか?

こんなデータがあります。

2009年にワシントン大学で発表された論文によると、猫背タイプの腰痛患者が股関節の動きを改善したところ、なんと83%の人の腰痛が軽減したということです。(ためしてガッテン)

また

猫背タイプは腰への負荷が2倍に。
歩行時の腰への負荷を間接の角度や床の反発力から解析。結果ら猫背タイプの人は、正常な人に比べると2倍程度の負荷が腰にかかっていることがわかりました。
正常タイプ→84.3%
猫背タイプ→169.1%

ということがわかっています。
猫背タイプと正常タイプでカラダにかかる負担が2倍になることがわかっています。


さらに姿勢が悪くなることで、血流の低下や、可動域も低下することがわかっています。


上記のことなどから姿勢が悪いことで

  1. 血流量が低下する

  2. 可動域が低下する

  3. カラダへの負荷が増加する(腰は2倍)

につながるということがお分かりいただけますでしょうか?

寝返りを増やして健康キレイ

さて、本日は寝るときの習慣の一つ「寝返り」についてお話ししました。
「寝返り」を増やすには体幹の筋肉バランスが良いことが欠かせません。


「体幹」を鍛えすぎて、柔軟性がない人も多く見受けられます。

あくまでもカラダは

  1. 筋力
  2. 柔軟性
  3. 協調性(バランス)

が欠かせませんから、バランスよく鍛えたり、ストレッチしたりしてみてください。


本日も最後までお読み頂き、ありがとうございます。

姿勢を良くする専門家「姿勢科学士」喜多 英