肩の痛みで後ろに手を回せない結滞動作時の痛み

皆さんこんにちは。
ねこ背・ストレートネックを根本改善!
《骨格矯正×深筋膜リリース》理想の美姿勢へ
トータルボディケアRefine代表の喜多 英(きた ひで)です。

肩の痛みって鋭い痛みでなかなか耐え難い痛みですよね。
今回は肩の痛みです。

特に腰のあたりに手をまわす動作=結滞動作にて
肩の前方が痛いという方でした。

これも結構多い症状ではあり、
伺ってみると痛みがあるためズボンをあげようとすると
痛いとのことでした。

日常でもズキっと鋭い痛みが走るらしく、
なかなかご苦労されているご様子でした。
ちなみに夜おやすみの時に痛くなる夜間痛はありませんでした。

後ろに手を回した時に肩の前方あたりに痛みがあるようでした。

姿勢の観察でも肩に対して頭が若干前方に出ており、
背中を触ってみると背中の丸みが少し強めに感じました。

痛い動作をしてもらうと、肩が反対よりもより前方に突き出ていたことから、
何らかの要因によって、骨頭が前方に移動し過ぎてしまい関節包をひっぱり
痛みが発生しているのだなと考えました。

そのため骨頭を前方から抑えてみると
痛みが軽減する様子でした。

骨頭を前方に突き出してしまう要素として、
肩関節の外旋筋である棘下筋や小円筋などが固くなり、
骨頭を前方に押し出してしまう状態が知られています。

後ろの壁が硬いことで前側に押されてしまうわけですね。

そこを緩めていくことでも結滞動作の可動域は少し拡大しましたが、
まだ痛みが残る様子でしたので、

前方の壁が弱いという可能性も考えて、
骨頭の前方にある肩甲下筋を中心に軽い収縮運動を行いました。

実際に行うのはすごく軽い力ですが、
エコーなどでチェックするとそれだけでも収縮している様子がわかります。

それを行った後は痛みがかなり軽減しました。
その上で、骨頭の前方移動を少しでも抑えるために
テーピングも行うことにしました。

ここまですると結滞動作時の痛みはかなり減り、
可動域もお尻のあたりでも痛かったのが、
腰椎4、5番あたりのベルトライン付近まで広がりました。

肩の痛みって炎症がある場合が多く、
難しいなと私自身感じることもよくあるのですが、
もっと勉強してみようと思った症例でした。

最後までお読みいただきありがとうございます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました