トータルボディケア
Refine(リファイン)です。
前回は姿勢の悪さは年齢のせいだけではない!ということを解説しました。
今回は、私の姿勢って良くなるの?という素朴な疑問から【姿勢改善に効果的な年齢は?】#2背中が丸い原因は?というテーマでお話します。
背中はなぜ丸くなるのか?
ざっくり伝えると重力VS筋力という構図です。
地球上には重力が発生しているため立つだけでも筋力が必要になります。
それらをまとめて亢重力筋群といいます。
抗重力筋
- すねの前(前脛骨筋)
- すねの後ろふくらはぎ(下腿三頭筋)
- 前もも(大腿四頭筋)
- 後ろもも(大腿二頭筋)
- 股関節の前・腹部(腸腰筋・腹筋群)
- 股関節の後ろ・背部(臀筋群・脊柱起立筋群)
- 首の前(胸鎖乳突筋)
- 首の後ろ(脊柱起立筋群の続き)
これらの筋肉の働きにより姿勢が保たれるわけですが、働きが弱くなってくることで姿勢を保てないという状況が生まれてきます。
二足直立歩行の代償
私たちは二足歩行をしていますが、四足歩行というものもあり、ほとんどの動物は二足歩行をすることはありません。※上記のリスは立ってますが、一瞬立つことはできてもこのまま歩き続けることは難しいはずです。
良い部分と悪い部分があり
四足歩行のメリット・デメリット
- 安定しやすい
- 一部に負担が集中しづらい
- 手を自由に使えない
二足歩行のメリット・デメリット
- 手を自由に使える
- 安定性を犠牲にした分、動きやすい(可動性が大きい)
- 重力の影響から上の重みを下の組織が負担を受ける(腰・足など)
という状況があり、簡潔にいうと
二足歩行は四足歩行に比べて、動きやすい分、重みには弱く、背中や腰などに過度な負担がかかりやすいということが言えると思います。
背筋力の低下が問題
実は私たちの背中をまっすぐに保つ脊柱起立筋群の多く、背筋力は低下傾向にあります。
子どもの体力テストの結果を引用すると
1964年より体力向上を狙いとして体力テストを実施、1986年までは向上傾向、1997年大幅に低下し、以降も下降傾向が見られる
※子どものからだと心・連絡協議会編「子どものからだと心白書2005」より
その中でも特に激しい低下傾向を示したのが
背筋力の低下です。
それらが引き起こす結果として、
すぐに横になり、背もたれなど体を預けたがったり、また人気を集めるクッションとして完全に背中を預けられる「ダメになるクッション」なども登場しています。
そのため、姿勢を保てないという状況は多くの不調へと繋がっていくことからも背筋力の低下は深刻な問題であると言えます。
この背筋力の低下を防ぐ方法はあるのでしょうか?
次回予告
いかがだったでしょうか?
このシリーズでは、私の姿勢って良くなるの?という素朴な疑問についてお伝えします。
次回は、いよいよ【姿勢改善に効果的な年齢は?】#3背中を丸めない方法について解説します。
お楽しみに!
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