まき肩

まき肩はねこ背とともに多い歪みの一つです。背中が丸くなることでまき肩も起きやすくなり、またまき肩が起きることでねこ背も進行しやすくなります。腕を前方に出して作業をすることが多い現代人ならではかもしれません。まき肩を理解し、改善方法を見つけるヒントになれば幸いです。

このような症状で悩んでいませんか？

• 背中が丸く肩が前方に巻き込んでいる
• 肩甲骨と背骨の間がよく凝る
• 肩が凝ると頭が痛くなる
• 体のだるさや疲れやすさをよく感じる
• 横向きで丸くなってよく寝ている

お客様の声

慢性的な肩こりと首の痛み、立つ、歩く時の姿勢が改善

慢性的な肩こりと首の痛み、立つ、歩く時の姿勢が気になり、友人の紹介でリファインを知りました。先生のお人柄と仕事への真面目な向き合い方が信頼できると感じ通うことにしました。通ってみて正しい姿勢や位置を知れたおかげで姿勢も前より良くなり、肩こりなどの原因がわかったので対策ができるようになり、かなり改善されました。今の目標はきれいな姿勢を維持して仕事が長く続けられる体づくりをしていきたいです。リファインはただマッサージされるのではなく、なぜこうなったかの原因が知れるので目からウロコでした。気になる部分がある方は一度体験をお勧めします!!

H様　女性　20代　姫路市

子供の姿勢が悪かったが、弱い部分を強くするトレーニングで運動能力が向上

子供の姿勢の悪さ、バランスの悪さが気になっていました。身体的な問題のために運動能力が低いのではないかと悩んでいました。小学校での講座で知りましたが、どんな施術かに不安があったこと、また金銭面でも不安があったことからすぐにはいきませんでした。ですが一度行ってみて、ただその場だけの施術ではなく、トレーニングなど弱い部分を強くする方法を教えて下さるところが他とは違うので決め手となりました。それと先生方のお人柄にひかれました。通ってみて運動能力が上がったと思います。今後は、もっと姿勢が良くなり、首の痛みがなくなるようにしたいです。迷っていたら、ぜひチャレンジしてみて下さい！

10代のお子様の保護者様　女性　40代　姫路市

頭痛で薬を飲む回数が減りとても嬉しい！

肩こりからくる頭痛、ねこ背に悩んでいて、主治医の先生の紹介もありすぐに予約をお願いしました。整体とかは苦手だったのですが、先生からの紹介だったため信頼させて頂きました。通ってみて私の姿勢、身体の状態を理解して下さって説明を受けながら施術をして頂きます。又、自分でも出来るストレッチも教えて下さいますので、お陰さまで肩こりが原因の頭痛も最近は薬を服用する回数も減り、とても良くなって嬉しく思っています。ねこ背も毎回施術していただくと共に自分自身もよい姿勢を保つ事を意識して過ごしていければと思っています。日々前向きの気持ちを忘れず、心身共に元気に過ごせたらと思っています。積極的になる事で悩みが解消するかもしれないですよ！

T様　女性　60代　姫路市

まき肩の種類と原因

まき肩にはいくつかの種類があり、それぞれに異なる原因があります。デスクワークやスマホ操作など、日常生活のクセが姿勢に大きく影響を与えていることも少なくありません。まずは種類と原因を理解することが改善の第一歩です。

肩甲骨の外転位

肩甲骨の外転位とは

背中が丸くなることに付随して、本来の肩甲骨の位置よりも背骨から離れる方向に位置してしまう状態です。腕を前方で使うことが多い方の場合、腕と一緒になって肩甲骨ごと前方に引っ張られるような力が加わります。これにより肩甲骨の内側には継続的な過緊張が生まれることになり、背中のこり、背部痛などを引き起こします。また肩甲骨が外転位になることで背中を引き締めておく機能が低下することで背中の丸さ＝ねこ背も進行しやすくなります。

肩甲骨の外転位の原因

腕の動きと肩甲骨の動きを分離できない状態で起きやすいと考えられます。本来、腕は腕だけで動かせるのが理想ですが、前方でのキーボードを打つような作業時に体も前屈みになり、背中も丸くなるような形になることで肩甲骨まで引っ張られてしまいます。改善のアイデアとしては、肩甲骨をニュートラルな位置に寄せてから作業を行うように習慣づけることや、広背筋を使えるように肩を良い位置に持ってこれる環境を作ることなどが挙げられます。

腕・手の内旋位

腕・手の内旋位とは

手作業の中で手のひらが下を向く内旋という動作は多く存在します。キーボードを打つ、マウスを操作する、料理をするなど全て腕から手を内旋する動きです。反対に外旋と呼ばれる動きはお盆を持つような動作以外にはなかなか見当たりません。つまり手先から始まった内側にひねられる状態となり、肩甲骨と背骨の間の筋肉が過緊張を起こしたり、内旋に伴う筋肉や屈筋なども過緊張となる場合も考えられます。

腕・手の内旋位の原因

前述したように、日常生活の中で内旋動作を繰り返し、外旋はほとんどしない。という場合、徐々に内旋位がニュートラルな位置として記憶されるようになっていきます。具体的に姿勢を観察していて、手の甲が前方から見えるような場合は腕・手の内旋位があると考えて良いと思います。本来であれば、前から見たときには親指が前方から見えるのが理想的だと私たちは考えています。

上腕骨頭の前方位

上腕骨頭の前方位とは

まき肩の要因の一つで、上腕骨が前方化してしまうという場合も考えられます。上腕骨と呼ばれる腕の骨は、肩甲骨と鎖骨で作られる関節に存在していますが、それが上腕骨が前方化していってしまうことがあります。骨頭と呼ばれる丸い部分が前方に変異するため、前方側の組織を伸ばしてしまい結滞動作という腰に手を当てるような動作で痛みがでたり、肩関節の問題につながることもよく見受けられます。

上腕骨頭の前方位の原因

原因の一つとして、大胸筋や広背筋など、大きな筋肉が上腕骨の前方に付着しているため、筋肉が過緊張を起こすとより前方化する要因になります。他にも、後方の柔軟性が減少すると、組織が固くなり、前方に押し出される力が加わることとなり、上腕骨頭の前方化を引き起こすと言われています。これらは上腕骨頭の軸がズレてしまうため、肩関節の問題とも密接に関係していきます。

当院のまき肩改善法

改善のポイント1　まき肩の原因となる筋・筋膜の過緊張をゆるめ血流を促進

まき肩は直接痛みを伴うわけではありません。しかしまき肩になるということは、肩甲骨が背骨から離れることにより僧帽筋、菱形筋などの過緊張を引き起こし、背中の筋力が伸ばされてしまうことで背中を引き締めるための筋力が使いにくくなるためねこ背も併発してしまいます。改善のためにまき肩を主体に作っていく大胸筋、広背筋といった大きな筋肉をまずは緩めることで、腕を引いたり肩甲骨を背骨に寄せることをしやすくしていく必要があります。

改善のポイント2　まき肩・ねこ背など姿勢・骨格の歪みを整え、根本原因にアプローチ

皮膚・筋膜・筋肉などの筋筋膜性の過緊張や短縮が改善されたら、次に行うことは深層にある関節の動きまで改善することです。まき肩の方は腕が前方化、内旋位になっており、後方に引く動作や外側にひねる外旋動作などが固くなっている場合があります。筋筋膜性の緊張を緩和することでも動きやすくなりますが、関節に対して直接モビリゼーションを加えることにより骨格の歪みにもアプローチをしていきます。肩甲骨を背骨に寄せる動きや、上腕骨を後方化する動き、肘から前腕部の外旋の動きなどを改善することで、不良姿勢に戻ることを軽減できると感じています。

改善のポイント3　末梢神経の走行に合わせて滑走性を向上させ神経系にアプローチ

まき肩の姿勢を続けることで、体の各部位にある抹消神経も伸ばされ続ける側とたるみ続ける側とに分かれてきます。そうした小さな刺激が繰り返し加わることもねこ背の弊害であると感じています。首、背中、肩、腕を支配する神経は主に頚椎と呼ばれる首の骨から枝分かれをして通っていきます。これらの神経が肩こりの代表である僧帽筋を支配したり、棘上筋、三角筋など全ての筋肉を支配しています。これらの末梢神経の走行に合わせて、滑走操作を行い神経の柔軟性、滑走性を向上させることにより末梢神経の働きを促進するアプローチを行なっています。

改善のポイント4　まき肩の原因とされる機能低下した筋を、選択的収縮により活性化

私たちの施術の後には、良い姿勢を楽に取れるようになりお喜び頂くことも多いのですが、良い姿勢が継続できるまでには時間がかかります。それは良い姿勢を継続するためには最低限度働く必要のある筋肉があるからです。今までまき肩や不良姿勢を続けていた方はその筋肉が上手く働くことに慣れていません。そのスイッチを入れてあげる必要があります。そのために有効だと考えているのは、実際にそこの筋肉だけが働きやすい状況を作り、選択的に収縮させることです。最初は、やりやすい体勢から始めて、最終的には立位、座位、動きながらなどあらゆる状況で良い姿勢を維持できるように機能低下した筋を再教育していきます。

改善のポイント5　薬に頼らず、再発しにくい身体づくりをサポート

まき肩を起点とした様々な不調により痛み止めなどのお薬を使用することもやむを得ないことであるかと思います。しかしながら長期的に考えていくと、薬以外の選択肢があるに越したことはありません。それらが、運動であったり、習慣の見直しであったり、施術であったりすると私たちは考えています。まき肩は習慣性のものであり、こどもは教えられなくても悪い姿勢をとります。その理由は一時的には筋活動をせずともよくなり楽だからです。しかし継続することで、使えたはずの筋は機能低下し、支えになってくれていた靭帯は伸ばされ固定力を失っていきます。そうしたことを防ぐために良い習慣を継続できるよう、指導、定期的なメンテナンスを行なっています。

まき肩の悩みの再発を防止する方法

まき肩は習慣性の姿勢の歪みです。日頃の日常生活の習慣にも変更を加える必要があります。その上で、歪みが大きくなってきたと判断したら施術を受けたり、毎日のセルフケアを大切に行う必要があります。また身体の質を変えていくための習慣が必要になります。他にも様々な方法がありますが、代表的なものを記載します。ご一読ください。

再発防止法1　筋骨格の問題を改善し姿勢を改善させることで内蔵、脳機能を促進

まき肩は筋骨格系の歪みを指していますが、実は問題は内臓や脳機能にも及ぶ場合があります。背骨が適切なS字カーブを保つことにより内臓を守る胸郭のスペースも確保することができ、肺が十分に広がることで豊富な酸素を多く取り入れることで脳機能の活性化につながります。姿勢の悪化はひと時であれば大した問題ではありませんが、継続した長い期間繰り返されることで小さな問題が大きな問題へと発展していきます。筋骨格系の問題を取り除くことは皮膚、筋膜、筋肉、関節、神経、血管だけでなく臓器や脳機能にも影響を与える可能性があると感じて姿勢改善の具体的方法をお伝えしています。

再発防止法2　組織の質を変えるセルフケアを指導

痛みを発している筋肉などの組織は少なからず損傷をしています。そしてその損傷は施術により緊張を緩和し、血流を改善することで一時的に回復をしますが、弱ってしまった組織の質まで改善することはできません。私たちの筋肉などは日々生まれ変わっていますが、その細胞が生まれ変わる間隔は約半年ほどの時間がかかります。負担を受け続けることで少しずつ弱くなってしまった組織は良い状態をキープすることで次の半年に前よりも良い状態に生まれ変わります。こうした弱ってしまった質を改善していくには時間がかかります。組織の質を改善する具体的なセルフケアをお伝えします。

再発防止法3　変えられる習慣に焦点を合わせた具体的なご提案

まき肩の習慣は多くあり、それらは生活に密着しています。お仕事柄、長時間のデスクワーク、家事や育児などは変えられない動作であると考えています。しかしながらスマホやスクリーン画面の角度を工夫したり、背中を引き締めてから動作を行い背中が丸まらない姿勢を作るなど変えられない部分ではなく変えられる部分に焦点を合わせて積極的に取り組むことで必ず良い習慣は体得できると考えています。ねこ背やまき肩、ストレートネックや頭部前方など改善するための具体的なご提案を行っています。

まき肩についてよくある質問