トータルボディケア
Refine(リファイン)です。
今回は、【膝が痛いと溜まる水、本当の原因と対処法とは?】#2炎症が起きる原因を詳しく解説をご紹介します。
原因①軟骨のすり減り
関節軟骨の摩耗
上図の骨の周りの黄色い部分が関節軟骨であり、この部分が摩耗してくるということが起こります。
またクッション材として機能するのは関節軟骨の他に半月板という大きな軟部組織も存在します。これは背骨の間にある椎間板の膝版のようなもので同じように曲げ伸ばしや歩行の際の膝にかかるショックを吸収してくれる作用を持っています。
この半月板は後述しますが、実は重要な役割を持っています。私の個人的見解ですが、この半月板の可動制限が膝の痛みと大きく関連していると考えてます。
原因②骨の変形
体の負担を吸収するのは?
骨が変形してくるということは体に負担がかかっていることを意味します。
ではいきなり骨が変形してくるのでしょうか?
実は違っています。膝には負担を吸収する機能があります。
- 半月板という最大のクッション材
- 関節軟骨という骨の周りを覆う薄めのクッション材
- 関節液という関節包内を満たす潤滑剤
吸収しきれない負担は骨の変形に結びつく
これらから予測できることは私の持論になりますが、人体はあらかじめ負担を吸収する機能を持っていて、まず①半月板でショックを和らげ、②それでも負担のかかる部分は関節軟骨で保護し、③関節液でスムーズに動く状態を作り摩擦を軽減する。ということが考えられます。
つまり骨の変形は骨がもろいとか骨だけの問題ではなく、半月板や関節軟骨、関節液も含めてトータルに考えなくては解消はされないということが言えると思います。
原因③可動障害
無意識に繰り返す体の間違った使い方
上図の右側の女性の膝まわりを見てもらうとあることに気づきます。
それは女性によくありがちな膝に悪い曲げ方をしているということです。
それはニーイン(膝がつま先よりも内側に入ること)になっているということで、膝の内側に対してだけでなくダメージを与えることになります。
皆さんも階段を降りる時や、自転車を漕ぐ時など無意識に膝をくっつけるようにしていませんか?ラジオ体操でガニ股になって両手を広げる屈伸の動作がありますよね?
正しくは、つま先よりも膝が外側に開くのが正しい動作です。
つまり、しゃがむ時に膝と膝がくっつくようにするのはNGということです。
半月板の可動性低下
偏った動作の繰り返しによりもっとも大きいクッション材である半月板にも偏りが出てきます。具体的には膝を曲げ伸ばしする時にクッション材も移動するのですが、その動きが減ってきてしまうということがおきます。
すると膝にかかる負担をうまく半月板が吸収することができませんから、その負担は関節軟骨の損傷を生み、最終的には骨の変形を生み、変形性膝関節症に発展すると考えています。
そのため私は半月板の可動障害に焦点を当てて施術を行い、それなりの成果を得ています。
聞き慣れない人も多いと思いますが半月板の可動障害はかなり頻繁に起きている状態ですが、テレビCMなどで扱われることもありませんので知らない方も多いのではないか?と思います。
終わりに・・・
いかがだったでしょうか?
次回は、いよいよ
【膝が痛いと溜まる水、本当の原因と対処法】#3代表的な膝の痛みへの対処法
について解説します。
お楽しみに!
①【膝が痛いと溜まる水、本当の原因と対処法】#1クセになるは本当か?
②【膝が痛いと溜まる水、本当の原因と対処法】#2炎症が起きる原因を詳しく解説
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