膝痛

膝の痛みは男性より女性に特に多いとされている疾患です。長期的に膝に負担をかけていると変形性膝関節症など、元には戻せない変形へと進行してしまいます。軟骨のすり減りも時間をかけて進行します。そんな膝の痛みですが、実は変形＝痛みではないケースが多く存在します。ひょっとしたらあなたの膝の痛みも筋・筋膜などによる痛みかもしれません。ここでは膝の痛みとセラピストがお力になれるタイプの膝痛を紹介します。

このような症状で悩んでいませんか？

• 階段の昇り降りで膝が痛い
• 正座やしゃがみこみなど膝を深く曲げると痛い
• 坂道を下るときなど膝が伸びる時に痛い
• 膝を曲げ伸ばしするときにコリコリ音がなる
• 膝が変形していると言われ痛みがある

お客様の声

階段の昇り降りで感じていた左膝の痛みや腰の痛み、肩こりが楽になった

肩こり、左ヒザの痛み、腰の痛みがありました。カフェゴールデンエイジの体験会の記事を見てすぐに電話して予約を取りました。体験会に参加してどこが悪くて、どこをよくしたらよいのか、細かな説明があり、良くなるならと思いました。通い始めてみて、肩こり左ヒザの痛みもあまり感じなくなり、腰の痛みも以前の様に感じる事がなくなりました。健康でいるために、姿勢はとても大切だと思っています。今以上に健康になりたいと思います。姿勢はとても大切だと思います。相談した事をていねいに教えてくださるので、リファインに来た方が良いと思います。

Y様　女性　40代　姫路市

腰痛、膝、足先しびれなど西洋医学で「これ以上治療はない」と言われた症状が・・・

腰痛、足先のしびれ、膝、太もも、ふくらはぎ、お尻の痛みがあり、整形外科を受診するも大丈夫と言われて、神経内科に回されてそこでも大丈夫と言われて、個人的にこの店を紹介されました。西洋医学ではこれ以上治療はないですと言われたこともありすぐに行きました。実際に通ってみてかなり良くなってきました。まだ月に2回ぐらい通院しているので月1回の通院になることが目標です。教えてもらった体操だけで通院回数を減らしたいと思っています。

様　男性　70代　姫路市

術後1年後に歩くことも困難になっていた痛みがたった6回の施術で

股関節人工骨頭置換術（両足）を受けて1年になりますが、体重をかける度に痛みが生じ、歩行が困難でした。手術で痛みがなくなると思っていたので、どういう状態なのかと不安になりました。足の状態を検査して頂いた信頼する医師からのご紹介で、痛みから解放されると思い嬉しかったです。実際に通ってみて、悩みを優しく聞いてもらい、痛みの原因を特定し、丁寧に施術。6回目施術（週1回）直後から体重をかけた時の痛みが完全になくなりました。こんなに早くに楽にしてもらえるとは驚きです。痛みが消失してから1ヶ月が経ちましたが、1度も痛むことはありません。感謝です。今の目標は正しく歩けたら健康寿命を延ばせると思います。旅行、季節を楽しみながらのウォーキング・・・充実の豊かな日々を過ごすことです。痛みで苦しんでおられる方々、是非喜多先生の施術を受けられることをお勧めします。

I様　女性　70代　姫路市

膝痛の種類と原因

膝の痛みには突発的な衝撃等で起きる「外傷」と繰り返しの負担により徐々に痛くなる「障害」とがあります。繰り返しの負担によって引き起こされる「障害」は有名な軟骨のすり減りや半月板損傷以外にも多くあります。ここでは痛みの出る部位により多い痛みの一部をご紹介します。ご自身に当てはまる部分があれば幸いです。

変形性膝関節症・半月板損傷・前後十字靭帯損傷/断裂

変形性膝関節症・半月板損傷・前後十字靭帯損傷/断裂とは

膝関節は太ももの骨である大腿骨とスネの骨である脛骨、そしてお皿の骨である膝蓋骨で構成されています。この膝関節に何らかのストレスが加わることで、軟骨がすり減り、骨の変形をきたしたものが変形性膝関節症です。これらの程度はレントゲン検査にて判別が可能です。大腿骨と脛骨の間には半月板（内側、外側）と呼ばれるショックを吸収するための組織があります。これが強い、または繰り返される負荷により損傷したのが半月板損傷です。前後十字靭帯は膝を安定させる最も重要な靭帯であり、ここが断裂などする場合、手術療法が強く推奨されます。

変形性膝関節症・半月板損傷・前後十字靭帯損傷/断裂の原因

変形性膝関節症、半月板損傷については多くは繰り返されるストレスの蓄積により徐々に損傷の度合いを強めていきます。これらを起こしやすい姿勢や歪みとしてはO脚やX脚など、内側と外側にかかる体重の偏りが見られる姿勢を繰り返していることや、ニーインなどそうした偏りがある状態で、誤った運動を行うことにより引き起こされます。ここでお伝えしたいこととしては、日常の繰り返される小さなストレスの積み重ねが最終的には組織の破綻、損傷を引き起こし、骨変形まで進行するということです。

膝のお皿　下側の痛み

膝のお皿　下側の痛みとは

お皿の下側の痛みとして、成長期に多いサッカーなどで多い「オスグッド・シュラッター病」跳躍動作などで多い「ジャンパー膝」などがあります。またお皿の下側の痛みを発生させやすい組織として膝蓋下脂肪体があります。気温が下がると膝が痛いなどはまさに典型例と言えます。お皿の下側の組織として膝蓋靭帯、膝蓋下脂肪体、脛骨粗面の付着部など膝を深く曲げる時や階段を下りる時など膝を伸ばし切る動作で痛みなどを感じることが多いと思います。

膝のお皿　下側の痛みの原因

膝の痛みは軟骨のすり減り以外にも多くの組織があり、膝蓋下脂肪体などは膝の曲げ伸ばしの際に骨との摩擦を軽減したりする機能を持っていますが、圧迫や冷えなどにより脂肪が硬くなることで上手く変形できなくなりコリコリと音を出したり、痛みを伴うことがよくあります。また大腿四頭筋の緊張が強くなることで、そこにつながる膝蓋靭帯を痛めているものが「ジャンパー膝」、付着している脛骨粗面などが引き剥がされ痛みが「オスグッド」と単純にして考えると原因の整理には役立ちます。主に大腿四頭筋の緊張を高める姿勢として膝が軽度曲がっている、または骨盤の後傾位、体幹重心の後方移動＝ねこ背を含むなどがあります。

膝のお皿　内側の痛み

膝のお皿の内側の痛みとは

膝の内側の痛みとして、「内側半月板損傷」「内側側副靭帯」などの代表例だけでなく、膝の少し下側内側が痛む「鵞足炎」や「膝蓋下脂肪体の内側部」、脚の内側の神経である「伏在神経」の痛みなども挙げられます。膝の内側が痛むと言っても軟骨のすり減りや骨変形以外にも痛みにつながる部分があることを知って頂くだけでも価値があると考えています。骨変形などを改善するためには手術しかありませんが、痛みを緩和するという点でいうと骨変形以外にも対応できる部分はあると感じています。

膝のお皿の内側の痛みの原因

膝の内側が痛い場合に最初に考えることとして、明らかな痛みのきっかけがあるかどうかを確認します。スポーツ動作など痛めたことが明確な場合は内側側副靭帯や半月板などの組織を最初に考えます。膝の内側はO脚などにより膝の内反変形を起こすことで膝蓋下脂肪体が内側に集まり分厚くなってくることがあります。また内ももの筋肉を中心にした筋肉の緊張により付け根の部分が痛くなったり、伏在神経と呼ばれる神経が縫工筋の下方を走行しているため内もものあたりで絞扼されている場合もあるためチェックをするようにしています。

膝のお皿　上側の痛み

膝のお皿　上側の痛みとは

膝のお皿の上が痛い、曲げると痛いという方もおられます。膝は180度近くも曲がるため膝前面の皮膚や組織が柔軟に伸びる必要があることが言えると思います。膝を軽く曲げている時など動作時に痛みを感じたり、正座などの深く曲げる動作がしにくい、もしくはできても痛みを感じる、長時間になると痛みを感じるなどの症状があります。膝の内側ほど多くはありませんが、大腿四頭筋の緊張に伴い、痛みがなくとも柔軟性が低下している場合は多くある状態であると考えています。

膝のお皿　上側の痛みの原因

上側の痛みとして大腿四頭筋の緊張が強く柔軟性が低下している、または滑走性が低下しているという状態があります。それから膝の上には膝蓋上嚢と呼ばれる滑液包があります。膝の上にあり膝の曲げ伸ばしに伴い、キャタピラのように動き膝の曲げ伸ばしを助けます。こうした滑液包と大腿四頭筋や関節包との滑りが低下することで膝が曲げにくくなったり痛みを感じたりすることがあります。こうした問題を一つひとつ確かめ施術を行なっています。

当院の膝痛改善法

改善のポイント1　膝痛の原因となる筋・筋膜の過緊張をゆるめ血流を促進

膝の痛みを考える場合、お皿よりも下なのか上なのか？また内側なのか外側なのか？という痛みのある場所を特定することから始めます。それにより痛めてしまった組織が異なるからです。組織が異なれば施術するべき箇所も変わります。膝の痛みで多いのは内側痛と膝下の痛みです。膝から股関節の筋肉の緊張を緩和することで痛みの緩和を狙っていきます。また膝下の痛みとして膝蓋下脂肪体の痛みも多くあると感じています。そうした脂肪組織にもアプローチすることで痛みを包括的に緩和していきます。

改善のポイント2　膝痛に関係する姿勢・骨格の歪みを整え、根本原因にアプローチ

膝痛に関係する姿勢の歪みとして、膝が少し曲がったねこ背姿勢や膝が逆に伸びすぎてしまう過進展、膝外側の緊張を高めるO脚などの歪みなども関係します。太ももの前側の筋肉は骨盤が後傾するいわゆるねこ背姿勢でも緊張が増大します。こうした姿勢の改善には骨格の矯正が欠かせません。膝だけではない歪みを骨盤矯正や骨格の矯正により修正し、整った姿勢バランスを目指します。膝痛につながる姿勢の歪みも整えることで痛みを繰り返さない体を目指します。

改善のポイント3　末梢神経の走行に合わせて滑走性を向上させ神経系にアプローチ

膝の上下に痛みを出す末梢神経として伏在神経なども上げられます。また膝を含む大腿前面などは腰椎２、３番などの神経も関係があり、腰の異常によっても膝の不安定感や違和感を伴う場合があります。筋肉や骨格だけでなく、その中を走行する神経や血管にも焦点を当てて施術を行うことで、総合的な施術を心がけています。

改善のポイント4　膝痛の原因とされる機能低下した筋を、選択的収縮により活性化

膝の痛みや不安定感につながりやすい代表的な筋肉として内側広筋と呼ばれる太ももの前面やや内側の筋肉があります。基本的には多くの方が膝が外側に開くO脚になりやすく、また外側広筋の緊張が強いこともあり、膝内側の筋肉が使いにくい状況にあります。それ以外にも膝下が外側にねじれる膝過外旋などの場合に緊張しやすい筋肉、機能低下しやすい筋肉を確認して施術中に軽い運動を行うことで機能低下を防ぎ適切な筋機能を再建します。

改善のポイント5　薬に頼らず、再発しにくい身体づくりをサポート

膝痛を繰り返さないためには日常の生活習慣の改善が不可欠です。痛みの強い時期には安静やサポーターを装着することでストレスを減らし痛みの緩和を早期に図ることが重要です。その後は、ストレッチなどを継続的に行うことで血流を促進すること、冷えを防ぎ温めること、運動により筋力を強化することなどが挙げられます。こうしたお体にとって必要なことを日常の習慣の中に取り入れることにより再発しない膝の状況を作ります。痛みは体のSOSであると考えて痛みを感じた際に対処をできるようお勧めしています。

膝痛の悩みの再発を防止する方法

膝痛は習慣性の症状です。日頃の日常生活の習慣にも変更を加える必要があります。その上で、歪みが大きくなってきたと判断したら施術を受けたり、毎日のセルフケアを大切に行う必要があります。また身体の質を変えていくための習慣が必要になります。他にも様々な方法がありますが、代表的なものを記載します。ご一読ください。

再発防止法1　筋骨格の問題を改善し姿勢を改善させることで内蔵、脳機能を促進

膝痛は筋骨格系の歪みが関係していますが、実は問題は内臓や脳機能にも及ぶ場合があります。背骨が適切なS字カーブを保つことにより内臓を守る胸郭のスペースも確保することができ、肺が十分に広がることで豊富な酸素を多く取り入れることで脳機能の活性化につながります。姿勢の悪化はひと時であれば大した問題ではありませんが、継続した長い期間繰り返されることで小さな問題が大きな問題へと発展していきます。筋骨格系の問題を取り除くことは皮膚、筋膜、筋肉、関節、神経、血管だけでなく臓器や脳機能にも影響を与える可能性があると感じて姿勢改善の具体的方法をお伝えしています。

再発防止法2　組織の質を変えるセルフケアを指導

痛みを発している筋肉などの組織は少なからず損傷をしています。そしてその損傷は施術により緊張を緩和し、血流を改善することで一時的に回復をしますが、弱ってしまった組織の質まで改善することはできません。私たちの筋肉などは日々生まれ変わっていますが、その細胞が生まれ変わる間隔は約半年ほどの時間がかかります。負担を受け続けることで少しずつ弱くなってしまった組織は良い状態をキープすることで次の半年に前よりも良い状態に生まれ変わります。こうした弱ってしまった質を改善していくには時間がかかります。組織の質を改善する具体的なセルフケアをお伝えします。

再発防止法3　変えられる習慣に焦点を合わせた具体的なご提案

膝痛の習慣は多くあり、それらは生活に密着しています。家事や育児などで床に座ることが多いことや中腰などで膝に負担のかかる動作は変えられないものであると考えています。しかしながら姿勢を見直したり、背中を引き締めてから動作を行い背中が丸まらない姿勢を作るなど変えられない部分ではなく変えられる部分に焦点を合わせて積極的に取り組むことで必ず良い習慣は体得できると考えています。膝痛を改善するための具体的なご提案を行っています。

膝痛についてよくある質問