骨盤矯正

骨盤矯正は体の土台を整えるということで一般的にも多くの支持を得ています。しかしながら、部分だけを抜き出した骨盤矯正が多いのもまた事実です。ここでは骨盤とはそもそもどの骨を指すのか？どういった動きがあり矯正を行なっているのかといった基礎的ではありますが、セラピストでも曖昧な部分をお伝えできればと思います。骨盤矯正を受けてみたいと思っていらっしゃる方にとって有益な情報になれば幸いです。

このような症状で悩んでいませんか？

• 腰や背中が痛く硬くなったと感じる
• 体の歪みや姿勢の悪さを感じている
• 頭痛、首こり、肩こりや目の疲れを感じやすい
• 膝の痛みやO脚、X脚など見た目の面でも歪みを感じる
• 痛みはないが、体の重だるさなどを感じ早めに対処をしたい

お客様の声

腰から足にかけての痛みが信じられないほどの結果に驚き！

腰の周りから足にかけて、筋肉の痛みで今まで歩いていた距離が何度も休まないと歩けなくなった。今まで色々な医師や接骨院に行ったが自分の思っている様な結果にならなかったが担当医の進言により訪ねてみました。実際に通ってみて信じられないほどの結果が出て驚いています。（5分と経たずに歩くことができず、近くのコンビニにいくのも一苦労だったのが、今は百貨店で買い物ができるまでに回復）今の目標は同年齢の人と同じ様に歩きたい。一度試してみる価値はあると思います。

S様　女性　80代　姫路市

腰痛、足先しびれなど西洋医学で「これ以上治療はない」と言われた症状が・・・

腰痛、足先のしびれ、膝、太もも、ふくらはぎ、お尻の痛みがあり、整形外科を受診するも大丈夫と言われて、神経内科に回されてそこでも大丈夫と言われて、個人的にこの店を紹介されました。西洋医学ではこれ以上治療はないですと言われたこともありすぐに行きました。実際に通ってみてかなり良くなってきました。まだ月に2回ぐらい通院しているので月1回の通院になることが目標です。教えてもらった体操だけで通院回数を減らしたいと思っています。

様　男性　70代　姫路市

姿勢が悪く首こり肩こり腰痛だったのが「ラクな状態が当たり前」に。

10代の頃の骨折や、デスクワークなどの影響で姿勢が悪く、首こり、肩こり。時々腰痛と、20代半ばにして、しんどい状態が当たり前になっていました。加古川市のイベントでお試しを体験して、効果を実感（1時間歩いても腰が痛くならなかった）したのですぐに予約しました。決め手となったのは効果の実感とスタッフさんの雰囲気です。実際に通ってみてこり、はり、痛みはないのが当たり前の状態になりました。姿勢も良くなり「脚長くなった？」と言われることも。太ももの太りやすさもマシになった気がします。一生今の状態をキープしたいです。リファインはその場だけラクになるものでなく、「ラクな状態を当たり前にする」という方向性なのでこの先何十年もの人生の質が大きく変わります。先生も優しいので、どんな方にもオススメです♪

O様　男性　20代　姫路市

骨盤矯正の種類と原因

骨盤の歪みといってもどんな歪み方をしているのか知らなければ改善しようがありません。ここでは多くの歪みの中でも代表的なものを記載しました。骨盤自体の歪み＝仙腸関節に起因する歪みと、骨盤帯と腰椎、股関節の歪みとありますが、ここでは骨盤自体の歪みを中心に解説します。

ニューテーション（仙骨の前傾＋腸骨の後方回旋）

ニューテーションとは

仙骨が前におじぎをするように前傾すると、腸骨は後方回旋をしています。これがニューテーションという動きで、この肢位では仙腸関節の関節面は適合し、安定性が得られると言われています。ニューテーション時に伸長される靭帯は、骨間仙腸靭帯、仙棘靭帯、仙結節靭帯などが考えられます。骨格矯正の中では腸骨の後方への回旋移動を上後腸骨棘と呼ばれる突起が後下方に下がることからPI（ポステリアル＝後方、インフェリアル＝下方）などと表現して矯正を行なっています。

ニューテーションの原因

仙骨が前傾する動作である前屈みの動作の繰り返しや、腸骨が後方回旋をする動作である股関節を曲げた体勢などによりニューテーション方向の歪みが発生すると考えられています。歪みといってもニューテーションの動きは正常なもので、過度になりすぎたり、通常とは違う軌道で運動する際に周りにある靭帯が引き伸ばされたりすることで痛みが発生するではないかと推測されています。

カウンターニューテーション（仙骨の後傾＋腸骨の前方回旋）

カウンターニューテーションとは

仙骨の前に傾く角度が起き上がるように後傾をして、腸骨は前方回旋をするのがカウンターニューテーションという動きです。この肢位は関節面の適合性は悪くなり安定性は低下すると考えられています。カウンターニューテーション時には主に後仙腸靭帯が伸長され動きを制限します。骨格矯正の中では腸骨の前方への回旋移動を上後腸骨棘と呼ばれる突起が前上方に上がることからAS（アンテリア＝前方、スーペリア＝上方）などと表現して矯正を行なっています。

カウンターニューテーションの原因

仙骨が後傾する動作である腰を反らせる様な動作や、腸骨が前方回旋をする動作である地面を蹴り出す様な動きなどによりカウンターニューテーション方向の歪みが発生すると考えられています。歪みといってもカウンターニューテーション方向の動きは正常なもので。過度になりすぎたり、通常とは違う軌道で運動する際に周りにある靭帯が引き伸ばされたりすることで痛みが発生するのではないかと推測されています。

不安定型or可動制限型

不安定or可動制限とは

決まった方向への歪みではなく、仙腸関節が動きすぎてしまうことで痛みを発生させる不安定型と、可動性が少ないためにショックを吸収することができない可動制限型とが存在していると私たちは考えています。仙腸関節は上半身の重みを受け止めながらショックを吸収する機能を持っているため、ここが動きすぎても、硬くてショックを吸収できなくても痛みの原因と鳴ると考えられています。不安定型には固定するための筋機能の改善を図り、可動制限型は可動域を広げるためのモビリゼーションなどを行います。

不安定or可動制限の原因

不安定型の主な要因として、筋の機能低下とそれに伴うモーターコントロール（体を安定させて動かす動作）の不良が考えられます。腹部機能の低下、特に腹横筋などのインナーマッスルは、腸骨の内方に付着しているため、短縮を起こすことでインフレア（前方が閉じて、後方が開く）方向に偏りやすく、機能低下を起こすことでアウトフレア（前方が開いて、後方が閉じる）方向に偏るなど相関関係があります。可動制限のある場合は、モビリゼーションを行い、腸骨の前方、後方への回旋動作、仙骨の前傾、後傾方向への動きを引き出していくことがポイントとなります。

当院の骨盤矯正法

改善のポイント1　骨盤の歪みの原因となる筋・筋膜の過緊張をゆるめ血流を促進

骨盤部の歪みは主に仙骨の前、後傾と腸骨の前方、後方回旋方向の歪みであることがわかりました。骨盤矯正を行う前に必要なのは、仙骨、腸骨に付着をする筋肉の緊張を緩和することです。わかりやすい例は腸骨に付着する筋肉である前方の大腿直筋、後方のハムストリングス、外方の中小臀筋、内方の腸骨筋、腹横筋などの過緊張を緩めることで、骨盤を矯正したい方向に動かしやすくすることができると考えています。こうした骨盤周りの筋肉の緊張が緩和するだけでも骨盤のショックを吸収する能力が回復し、腰痛や体の痛みが緩和することがあります。

改善のポイント2　骨盤・姿勢・骨格の歪みを整え、根本原因にアプローチ

筋肉の過緊張を緩和したらいよいよ骨盤部の矯正を行なっていきます。主には仙骨と腸骨の動きに対して矯正を行いますが、骨盤の矯正を行うことで、腰の骨である腰椎に対しても良い効果があります。それは腸骨と腰椎の５番目は腸腰靭帯を介して靭帯性に結合しているため、腸骨が後方回旋をする際には腰椎５番が後ろに引っ張られるようになり、前方回旋の場合は前に引っ張られるようになります。こうした連動する動きも考えて、骨盤矯正を行なっていきます。当店の骨盤矯正はただ、腸骨の上後腸骨棘が対側と比べて後下方にあるからという理由だけで矯正を行うものとは全くの別物であることをご理解頂ければ幸いです。

改善のポイント3　末梢神経の走行に合わせて滑走性を向上させ神経系にアプローチ

腰椎から仙骨を含む骨盤部位は坐骨神経などに代表される重要な神経が走行する部位の一つでもあります。骨盤の位置異常により、神経の働きが阻害されていた場合、骨盤矯正により緩和が見られる可能性があります。しかしながら、矯正を行なったからといって今まで蓄積した問題まで全て取れるわけではありません。骨盤矯正を行なった後、末梢神経の走行に合わせて、筋や脂肪組織との滑走を促すことでさらに良い状況を作り出していきます。

改善のポイント4　骨盤の歪みと関連のある機能低下した筋を、選択的収縮により活性化

骨盤の歪みに関係している機能低下として代表的なものに腹横筋の機能低下があります。これらの機能低下をする筋は日常生活の中で使われづらいために上手く活用できていない筋肉です。力を入れてほしいと言われてもすぐに力を入れられる方は稀です。そのため、収縮を促しやすい体勢から始めて、徐々に座っている時や立位、また動きの中でも収縮できるように練習をしていきます。これらが体の使い方が上手く上手くなるということにつながると感じています。

改善のポイント5　薬に頼らず、再発しにくい身体づくりをサポート

骨盤の歪みは日常の偏った動作の積み重ねにより形成されているといっても過言ではありません。片足で立つ動作や、座るときに坐骨ではなく浅く座ることで骨盤を後傾して仙骨、尾骨が椅子に当たる様な座り方を繰り返すことで特定の方向への歪みが形成されていきます。こうした過程を知り、改善できる部分は改善するためのアドバイスを受け入れ、ご自分でもできるセルフケアを行うことでただ痛みを緩和するだけではない骨盤矯正ができると私たちは信じています。

骨盤の歪みの再発を防止する方法

骨盤の歪みは習慣性の症状です。日頃の日常生活の習慣にも変更を加える必要があります。その上で、歪みが大きくなってきたと判断したら施術を受けたり、毎日のセルフケアを大切に行う必要があります。また身体の質を変えていくための習慣が必要になります。他にも様々な方法がありますが、代表的なものを記載します。ご一読ください。

再発防止法1　筋骨格の問題を改善し姿勢を改善させることで内蔵、脳機能を促進

骨盤の歪みは筋骨格系の歪みが関係していますが、実は問題は内臓や脳機能にも及ぶ場合があります。背骨が適切なS字カーブを保つことにより内臓を守る胸郭のスペースも確保することができ、肺が十分に広がることで豊富な酸素を多く取り入れることで脳機能の活性化につながります。姿勢の悪化はひと時であれば大した問題ではありませんが、継続した長い期間繰り返されることで小さな問題が大きな問題へと発展していきます。筋骨格系の問題を取り除くことは皮膚、筋膜、筋肉、関節、神経、血管だけでなく臓器や脳機能にも影響を与える可能性があると感じて姿勢改善の具体的方法をお伝えしています。

再発防止法2　組織の質を変えるセルフケアを指導

痛みを発している筋肉などの組織は少なからず損傷をしています。そしてその損傷は施術により緊張を緩和し、血流を改善することで一時的に回復をしますが、弱ってしまった組織の質まで改善することはできません。私たちの筋肉などは日々生まれ変わっていますが、その細胞が生まれ変わる間隔は約半年ほどの時間がかかります。負担を受け続けることで少しずつ弱くなってしまった組織は良い状態をキープすることで次の半年に前よりも良い状態に生まれ変わります。こうした弱ってしまった質を改善していくには時間がかかります。組織の質を改善する具体的なセルフケアをお伝えします。

再発防止法3　変えられる習慣に焦点を合わせた具体的なご提案

骨盤の歪みの習慣は多くあり、それらは生活に密着しています。お仕事や日常の中で必ず求められる重たいものを持つ、狭いところで中腰になることなどは変えられない動作であると考えています。しかしながら背中を引き締めてから動作を行い背中が丸まらない姿勢を作ることや、両坐骨のやや前方に体重を乗せることを意識して座るなどの変えられない部分ではなく変えられる部分に焦点を合わせて積極的に取り組むことで必ず良い習慣は体得できると考えています。骨盤・姿勢・骨格の歪みを改善するための具体的なご提案を行っています。

骨盤矯正についてよくある質問