首こり

首こりは肩こりよりも上方に現れる首の症状です。深層にある筋肉の過緊張や滑走障害、それに伴う血流の滞りなどがあり、また首の前面には自律神経を司る神経節や重要な神経、血管が多くあることから非常にデリケートな部位であり、注意が必要です。セラピストとして16年間の経験を元に執筆しました。こんな考えもあるかとご覧頂ければ幸いです。

このような症状で悩んでいませんか？

• 疲れると首・頭が重くなる
• 頭痛がひどすぎて頭痛薬が手放せない
• 肩が凝ると頭が重く、締め付けられるような痛みがある
• 自律神経が乱れ、手足が冷え、深く眠ることができない
• 朝起きても、疲れが取れず肩首頭がだるい

お客様の声

慢性的な肩こりと首こりの原因を知れたことで姿勢も改善！

慢性的な肩こりと首の痛み、立つ、歩く時の姿勢が気になり、友人の紹介でリファインを知りました。先生のお人柄と仕事への真面目な向き合い方が信頼できると感じ通うことにしました。通ってみて正しい姿勢や位置を知れたおかげで姿勢も前より良くなり、肩こりなどの原因がわかったので対策ができるようになり、かなり改善されました。今の目標はきれいな姿勢を維持して仕事が長く続けられる体づくりをしていきたいです。リファインはただマッサージされるのではなく、なぜこうなったかの原因が知れるので目からウロコでした。気になる部分がある方は一度体験をお勧めします!!

H様　女性　20代　姫路市

リハビリをしても気分が悪くなっていた首、肩の痛みが改善

首、肩の痛み、気分が悪くなることあり、リハビリをしてても良くならず、主治医の先生からは枕があってないと言われ話を聞こうと思ったことがきっかけでリファインを知りました。通ってみて首、肩の痛みは全然よくなっていて、歩きやすくなったことと、気分悪くなるのがなくなったと感じています。以前まではリハビリをしてても気分が悪くなっていたのに夜はよく眠れるようになりしびれもなくなり、肩もこらなくなりました。今は痛みを完全にとって、旅行へ行きたいと思っています。表面だけじゃなく、根本を治すことが大切だと思いました。

M様　女性　40代　姫路市

首と腰のダルさとめまいで仕事ができなくなった

めまいが起きて仕事ができなくなり、首と腰にもだるさを感じていました。両親と知人の勧めですぐに来店しました。実際に通ってみて、めまいが完全に治り、首と腰に感じていただるさも大分マシになりました。今後は体のことをもっと考えて生活していきたいです。絶対に良くなるので信じて通って下さい。

I様　男性　20代　姫路市

首こりの種類と原因

首こりは姿勢とも関連の深い症状です。私たちは頭部を水平に保つために骨盤や肩や首などで歪みを修正しています。骨盤や肩の高さに違いがある場合、通常であれば頭部が傾くはずですが、それを避けたい体は、首を曲げて頭部の位置を水平に保とうとします。その場合の筋肉の過緊張が首こりには強く関係していると考えています。こりの場所によりわかりやすくするために簡易的な分類をしました。楽しみながら読んでもらえると幸いです。

首側面のこり

首側面のこりとは

首こりを感じている人で首を横に倒す可動域が少なくなっている人は多くいます。首こりは肩こりに比べて、より深層の筋肉が関与していると感じています。首の痛みを感じる方や首のダルさ、また背中から首の辺りの重だるさなど症状は多彩です。また首の側面には腕神経叢など斜角筋の間を通って腕に伸びる神経が走行しています。また首の前面には交感神経節があるため、自律神経の働きにも関与しているとされています。

首側面のこりの原因

首のこりの原因となるのは首の深層の筋である、頭半棘筋、頭頚板状筋、頭頚最長筋、斜角筋などが主に考えられます。僧帽筋など大きな筋肉のさらに奥にある筋肉のため、表層から圧迫されやすくなっていることも首こりの原因だと私たちは考えています。また細長い筋肉が並んでいるため、筋同士が筋膜や脂肪組織を介してくっつきやすく、滑走障害を生じていると考えています。こうした滑走障害を改善するためには、まず細かな筋肉を触知できることが最も重要だと考えています。

後頭部のこり

後頭部のこりとは

首こりの中でも上に位置する後頭部との間のこりです。ここは頭痛とも大変関係が深い部位です。最も深い第４層と呼ばれる後頭下筋群を中心にした筋肉の過緊張などにより、頭痛や後頭部の重だるさ、頭が締め付けられるような感覚、首のダルさや重さなどを感じる部位だと思います。一般的にデスクワークやスマホ動作など頭部を下に傾ける動作時に過緊張することが考えられます。

後頭部のこりの原因

後頭部のメインは後頭下筋群の過緊張であると考えています。それに加えて、後頭部には項靭帯など首を後面で支えてくれる組織もあるため、そうした部位が引っ張られ続けることにより痛みを発症することもあると思います。手元を覗き込むような姿勢により頭部が前方に移動しながら傾く体勢を取り続けることで、頭頸部の負担が増加して後頭部のこりが発生すると考えられます。筋肉などの過緊張を緩和するだけでなく、過緊張を作らないような姿勢の指導が大切だと考えています。

首と背中の境のこり

首と背中の境のこりとは

首と肩の間の背骨の出っ張りのあたりにこりや痛みを感じる首こりです。その部分が膨らみドーム型になっている場合もあります。上を向くときに可動域の最後で首と背中の境に痛みを感じたり、詰まったと感じる場合があります。背中の筋肉と首の筋肉が交わる部分であり、交差する部位は滑走障害などを起こしやすい部位でもあると感じています。首と背中の境が飛び出してくることにより、首の可動域が制限されたり、振り向きにくくなると感じる場合もあります。

首と背中の境のこりの原因

首のメインの筋肉である、頭頚板状筋、頭頚最長筋などの筋肉と、背中の筋肉である菱形筋や上後鋸筋などの過緊張も考えれます。それからねこ背を続けることにより胸椎の屈曲が強まることで、首と背中の境の部位も屈曲方向に引っ張られることで膨らみが生まれると考えれます。またその場合は、胸椎が屈曲方向にすでにあるため、上を向くなどの伸展動作（首を反らせる）の制限をすることとなり、首の可動域の制限にもつながります。首だけの問題でなく、背中の丸さとも関連の強い姿勢の歪みです。

当院の首こり改善法

改善のポイント1　首こりの原因となる筋・筋膜の過緊張をゆるめ血流を促進

まずはこりの原因となっている過緊張とそれに伴う血流の滞りを緩和することを第一とします。ただし首の緊張を緩める前に、背中や肩甲骨、骨盤や体幹などの周辺組織をしっかりとリラックスさせた状態にします。これにより首の緊張がその時点で落ち、なお残る部分のみ首こりの過緊張の筋肉をゆるめるようにすることで、施術を行なった後の重だるさや違和感などを最小限にすることに努めています。首の深層は重要な血管や神経などの組織も多く、非常にデリケートな部位であるために極力ソフトな力になるように上記のような配慮を行っています。

改善のポイント2　首こりに関係する姿勢・骨格の歪みを整え、根本原因にアプローチ

首の過緊張を緩めた後に、関節に対しても理想の位置に近づけるようなアプローチが有効だと考えています。首こりを感じている人は正面、背面から見たときに左右差があることが多く、左右のアンバランスを改善することも有効です。首こりを感じる人の多くが首の筋肉の負担が大きいということは、頭部前方など骨格面での安定性の低下が根底にあります。これが首だけの問題なのか？足や骨盤、肩などの下方からのバランスを修正するための緊張なのかを見極め骨格に対しても施術を行なっていきます。

改善のポイント3　末梢神経の走行に合わせて滑走性を向上させ神経系にアプローチ

首こりを緩和するのに深層の筋肉が重要なことはお伝えしました。そしてその部位には重要な血管や神経が多数存在しています。頭部前方などにより僧帽筋などの緊張が高まると、その間を走行する副神経などの神経系も滑走がしにくい状態になることが予測されます。筋肉をマッサージしてもなかなか楽にならない場合、そうした神経への悪影響が考えられます。筋肉や脂肪組織の間を縫うように走行する神経がさまざまな首の動作時に動きやすいように、組織の滑走性を向上させていきます。こうしたアプローチにより、長年苦しんだ首こりが楽になるという嬉しいお声も頂いています。

改善のポイント4　首こりの原因とされる機能低下した筋を、選択的収縮により活性化

首こりの深層の過緊張を手技により滑りやすい状態にしていくのですが、深層にあるために手技だけでは十分とは言えません。そのため一つひとつの筋肉を軽く収縮させては緩めるを繰り返すことで、筋肉の血流を促進します。力を入れては抜く入れては抜くを決まった位置で繰り返すことにより、深層の筋肉のリラクセーションが可能となります。首の深層にある筋をなるべく使いやすい状態にしておくことで、表層の筋肉の過緊張を抑制することにもつながります。

改善のポイント5　薬に頼らず、再発しにくい身体づくりをサポート

首こりが姿勢と深い関係にあることは前述しました。首だけでなく、肩、骨盤の高さや左右移動、ひねりの左右差、また背中の丸さや頭部前方など首の周りを複合的に考えることが重要です。そのためには、普段何気なく行なっている動作を見直し、立つ、座る、寝るの３つの体勢から改善を図り、予防していくことが大切です。ある程度過緊張の状態を緩和したら、軽い運動を行うなどご自分でもセルフケアを行うことをお勧めしています。痛みは体からのSOSであると考え、首こりに対して向き合って対処をしていくことを心がけています。

首こりの悩みの再発を防止する方法

首こりは習慣性の症状です。日頃の日常生活の習慣にも変更を加える必要があります。その上で、歪みが大きくなってきたと判断したら施術を受けたり、毎日のセルフケアを大切に行う必要があります。また身体の質を変えていくための習慣が必要になります。他にも様々な方法がありますが、代表的なものを記載します。ご一読ください。

再発防止法1　筋骨格の問題を改善し姿勢を改善させることで内蔵、脳機能を促進

首こりは筋骨格系の歪みが関係していますが、実は問題は内臓や脳機能にも及ぶ場合があります。背骨が適切なS字カーブを保つことにより内臓を守る胸郭のスペースも確保することができ、肺が十分に広がることで豊富な酸素を多く取り入れることで脳機能の活性化につながります。姿勢の悪化はひと時であれば大した問題ではありませんが、継続した長い期間繰り返されることで小さな問題が大きな問題へと発展していきます。筋骨格系の問題を取り除くことは皮膚、筋膜、筋肉、関節、神経、血管だけでなく臓器や脳機能にも影響を与える可能性があると感じて姿勢改善の具体的方法をお伝えしています。

再発防止法2　組織の質を変えるセルフケアを指導

痛みを発している筋肉などの組織は少なからず損傷をしています。そしてその損傷は施術により緊張を緩和し、血流を改善することで一時的に回復をしますが、弱ってしまった組織の質まで改善することはできません。私たちの筋肉などは日々生まれ変わっていますが、その細胞が生まれ変わる間隔は約半年ほどの時間がかかります。負担を受け続けることで少しずつ弱くなってしまった組織は良い状態をキープすることで次の半年に前よりも良い状態に生まれ変わります。こうした弱ってしまった質を改善していくには時間がかかります。組織の質を改善する具体的なセルフケアをお伝えします。

再発防止法3　変えられる習慣に焦点を合わせた具体的なご提案

首こりの習慣は多くあり、それらは生活に密着しています。お仕事柄、長時間のデスクワーク、家事や育児などは変えられない動作であると考えています。しかしながらスマホやスクリーン画面の角度を工夫したり、背中を引き締めてから動作を行い背中が丸まらない姿勢を作るなど変えられない部分ではなく変えられる部分に焦点を合わせて積極的に取り組むことで必ず良い習慣は体得できると考えています。ねこ背・まき肩・頭部前方、左右の肩の高さや骨盤の歪みなど改善するための具体的なご提案を行っています。

首こりについてよくある質問