ストレートネック

スマホを見る、デスクワークなど頭部を前方化する姿勢を繰り返すことで、首の骨の位置、配列の異常を引き起こすのがストレートネック状態です。ここではストレートネックの概要やその要因、当院で行う改善法などセラピストの視点でお伝えします。楽しみに読み進めて頂ければ幸いです。

このような症状で悩んでいませんか？

• 頭痛、首こり、肩こりがひどい
• 頭痛がひどくて頭痛薬が手放せない
• 目の疲れを感じやすい
• アゴの関節が痛い・または口がひらきにくい
• 冷え・めまいを感じたり、更年期など自律神経が乱れている

お客様の声

長年、頭痛で朝起きることが多く、体が重く鈍よりしていた。

頭痛に長年悩まされてきました。鎮痛剤が手放すことができず、頭痛で起きることが多く、体が重く鈍よりした日を過ごしていました。知人の紹介でリファインを知り、1日も早く不調から良くなりたいと思っていたこと、体のゆがみを気にしていて改善したいためにすぐに行きました。通ってみて、今では頭痛で目が覚めることもなく、薬の服用が減りました。今の目標は毎日体調が良く、年齢を重ねても自立していきたいです。とにかく初めの一歩を踏み出して欲しいと思います。

A様　女性　50代　姫路市

頭痛、肩こり、腰痛、足の痛みまで姿勢で改善！

頭痛、肩こり、腰痛、足痛があり悩んでいました。友人が頭痛による痛み止めを内服しなくなったとのことで行ってみたいと思いました。通ってみて、肩こり、頭痛で痛み止めを内服してたが、内服しなくても良くなり、痛みが軽減しし、元気になった。今は姿勢良く歩けるようになることが目標です。姿勢が直ることで心身ともに健康でいられるように思います。

A様　女性　70代　姫路市

姿勢が悪く首こり肩こり腰痛だったのが「ラクな状態が当たり前」に。

10代の頃の骨折や、デスクワークなどの影響で姿勢が悪く、首こり、肩こり。時々腰痛と、20代半ばにして、しんどい状態が当たり前になっていました。加古川市のイベントでお試しを体験して、効果を実感（1時間歩いても腰が痛くならなかった）したのですぐに予約しました。決め手となったのは効果の実感とスタッフさんの雰囲気です。実際に通ってみてこり、はり、痛みはないのが当たり前の状態になりました。姿勢も良くなり「脚長くなった？」と言われることも。太ももの太りやすさもマシになった気がします。一生今の状態をキープしたいです。リファインはその場だけラクになるものでなく、「ラクな状態を当たり前にする」という方向性なのでこの先何十年もの人生の質が大きく変わります。先生も優しいので、どんな方にもオススメです♪

O様　男性　20代　姫路市

ストレートネックとは？要因は？

ストレートネックとは、首の骨（頚椎　けいつい）に本来あるはずの前弯と呼ばれる生理的なカーブが減少することで、ストレートに近い、もしくは後弯している状態を指しています。頚椎は7個が前弯することで重たい頭を支えているため、ストレートネックの場合の多くは頭部が前方化します。これにより、頭頸部の後方筋群は緊張し、頭痛、肩こり、背部痛、腰痛など様々な症状を引き起こします。また首の骨の前方には星状神経節など自律神経に関係する神経節が存在しており、ストレートネックに伴う頚長筋の緊張などにより血流量が低下することで自律神経にも影響を与えることが指摘されています。

要因1　背中の丸さ（胸椎の後弯増加）

ストレートネックと背中の丸さの関係とは

ストレートネックとは首の位置異常や配列の異常ですが、この原因の多くを占めるのが背中の丸さです。私たちの体は最小限の筋力で立つ、座るといった動作を重力の抵抗を受けながら継続することを求められています。そのことから背中の丸さにより胸椎の後弯が増加するということは、重心が後方化することであり、その分のバランスを取る形で肩や頭部が前方化するようになります。そのためストレートネックの状態は首の前弯だけを作ろうとしても、長続きはせず、背中の丸さも改善していくことを考えないといけないと私たちは考えています。

背中の丸さの原因

背中の丸さの原因はいくつも存在しますが、多くの高齢者を観察する限り、背中の丸さが一切ないという方は特殊なような気がします。通常であっても加齢に伴い、背中の丸さ＝胸椎の後弯増加は進行していきます。特に前かがみの動作であり、比較的長時間の作業を行うデスクワークや洋裁など背中が丸くなりやすい傾向にあると考えています。そして姿勢の特徴としては、骨盤、お腹を前方に突き出すような姿勢をしている方は前方化したお腹の重心を背中を丸めることで後方化してくる傾向にあり、背中の丸さが増加しやすいと私たちは考えています。

要因2　頭部前方

頭部前方とは

文字通り頭が前方化することです。フォアヘッドポスチャーとも呼ばれ頭部が前方化する姿勢は体に様々な力学的な負担を増加させます。骨格でなるべくバランスをとり、最小限の筋力や皮膚や靭帯の張力などにより姿勢を保つのが理想的ですが、頭部が前方化することにより頭頸部の後方筋群には常に体重の約８％もある頭を支え続けるという負担が生まれ、筋緊張が続く状態となります。また頭部前方を伴っていても目線は前を向く必要があるために、後頭部には頭を上げ続ける負担がかかり、後頭下筋群の緊張を作り、そこを走行する大後頭神経や血管等の流れを阻害することで頭痛などの症状を引き起こすことも指摘されています。

頭部前方の原因

頭部前方において重要な要素が目で見る対象との位置関係です。特にスマートフォンなど手元にあるものを見る場合、頭部を下に向ける必要があり、頭頸部の筋肉には過度な負担がかかっています。またそうした動作が継続することにより、普段の姿勢も頭部が前方化してしまい、悪い姿勢を続け後頭部や頭頸部の筋肉に過緊張をつくり続ける要因となります。頭部前方を防ぐためには、適切な位置にスクリーンやスマホなどを配置して、頭部の位置を過度に前方にしない努力も必要です。

要因3　スウェーバック姿勢

スウェーバック姿勢とは

スウェーとはボクシングで相手のパンチを上体を後ろに反らすようにして避ける動作です。つまり骨盤、お腹を前方に突き出すような姿勢の事を指しています。私たちの体は体幹と呼ばれる胴体の部分が最も重くなっており、主に骨盤と腹部の部分を下部体幹と呼び、胸郭や肩甲骨などの部分は上部体幹と呼ばれています。その骨盤、お腹と呼ばれる下部体幹が前方化することでバランスを取るために上部体幹＝背中が後方化して丸くなってくると考えられています。

スウェーバック姿勢の原因

要因はいくつも存在しますが、筋力などの要素である腹横筋などの腹部や大腰筋や腸骨筋などの股関節屈筋の機能低下や、臀部筋の短縮や機能低下、または股関節を深く曲げることができない股関節の屈曲制限などが挙げられます。スウェーバック姿勢では、股関節は後ろに反らされている伸展と呼ばれる位置にあり、筋筋膜性の問題だけでなく、関節包の硬さなども要因の一つとされています。

当院のストレートネック改善法

改善のポイント1　姿勢・骨盤の歪みを整え、根本原因にアプローチ

ストレートネックの要因は首だけでなく背中や骨盤など全身の姿勢が関係する問題であることをご説明しました。ストレートネックが原因とされる頭痛、首こり、肩こりなどの症状は、筋肉の血流改善などでも得られるかもしれませんが、骨格の歪みを改善することが大切です。骨格の前後左右の動きの非対称さ、例えば、頭を前方には突き出しにくいが、後方に引くことは苦手などの動きの偏った状態ではまた頭部が前方化してストレートネック状態になってしまうものと思われます。姿勢・骨盤の歪みを手技により整え、根本原因にアプローチすることでその場限りでない施術を心がけています。

改善のポイント2　自律神経の乱れを調整し、自然治癒力を向上

ストレートネックに関連する症状に自律神経の乱れがあります。自律神経に関連する神経節は首の骨の前方に位置しているため（上頚神経節、中頚神経節、下頚神経節）首の生理的なカーブである前弯が軽減することで自律神経の働きが乱れる可能性があります。私たちは、首の骨前面にある頚長筋や斜角筋群などのリラクセーションなどを行うことで、血流量を増加させ、本来の自律神経の働きを取り戻すために施術を行なっています。

改善のポイント3　深層筋に働きかけ、血行を促進し痛みを緩和

ストレートネックに伴う首周りから頭部は筋肉が何層にも重なっている部位の一つであります。そのために、表層の筋肉の緊張を取り除いてからでないと、深層の筋を正確に把握することはできないために多くの筋肉を触り分ける触診力が不可欠です。深層の筋を手技と選択的に収縮させる運動を繰り返すことで、筋肉と筋肉の間の滑走を促し、神経、血管の通り道をよりスムーズにすることで、血流を促進し、痛みの緩和を目指します。

改善のポイント4　頭蓋骨の調整で脳脊髄液の流れを正常化

頭蓋骨という頭の骨は23個もの骨が組み合わさって形成されています。そして非常に小さな動きにはなりますが、呼吸に合わせて、広がったり閉じたりということを繰り返しています。そして脳から分岐した脊髄は背骨に守られその中は脳脊髄液と呼ばれる液体で満たされています。この脳脊髄液が頭痛やめまい、倦怠感などともつながりがあると言われています。私たちはこの複雑に組み合わさった頭蓋骨を繊細に整えることにより、脳脊髄液の流れを正常化することを目指しています。

改善のポイント5　薬に頼らず、再発しにくい身体づくりをサポート

痛みを感じるときにお薬を飲んだり、まず痛みの対処を行うことは必要なことであると考えています。しかしながら、長年痛み止めなどの薬を飲み続ける状況が続いていることは望ましくないと私たちは考えています。痛みは身体からのSOSであると判断して、上記の姿勢、自律神経、深層筋と血流、頭蓋骨と脳脊髄液などを行うことは有用なことではないでしょうか？私たちは痛みに対して、『薬と手術以外』にできることはないだろうかと問い続け、自分でもできるセルフケア方法やストレートネックについて知ってもらうことで再発しにくい身体づくりを全力でサポートしています。

ストレートネックの悩みの再発を防止する方法

ストレートネックは習慣性のものである体の歪みです。日頃の日常生活の習慣にも変更を加える必要があります。その上で、歪みが大きくなってきたと判断したら施術を受けたり、毎日のセルフケアを大切に行う必要があります。また身体の質を変えていくための習慣が必要になります。他にも様々な方法がありますが、代表的なものを記載します。ご一読ください。

再発防止法1　姿勢を改善して筋骨格系の負担を最小化

ストレートネックは首の位置、配列の乱れを示した状態でありますが、私たちの体には骨格と筋肉があり、その隙間を縫うように神経や血管は走行しています。つまり筋肉が硬くなれば間を通る神経や血管も障害される可能性があるわけです。そうした筋肉や骨格を最適に保つためには姿勢を改善することが一番の近道です。その中でも背中が丸くなる「ねこ背」、頭が前方化する「頭部前方」、骨盤を前に突き出す「スウェーバック姿勢」などの代表的な姿勢の歪みを改善する方法をお伝えしています。

再発防止法2　組織の質を変えるセルフケアを指導

痛みを発している筋肉などの組織は少なからず損傷をしています。そしてその損傷は施術により緊張を緩和し、血流を改善することで一時的に回復をしますが、弱ってしまった組織の質まで改善することはできません。私たちの筋肉などは日々生まれ変わっていますが、その細胞が生まれ変わる間隔は約半年ほどの時間がかかります。負担を受け続けることで少しずつ弱くなってしまった組織は良い状態をキープすることで次の半年に前よりも良い状態に生まれ変わります。こうした弱ってしまった質を改善していくには時間がかかります。組織の質を改善する具体的なセルフケアをお伝えします。

再発防止法3　変えられる習慣に焦点を合わせた具体的なご提案

ストレートネックを引き起こす習慣は多くあり、それらは生活に密着しています。お仕事柄、デスクワークの時間が長い、重たいものを持つなどは変えられない動作であると考えています。しかしながらスクリーン画面と目との位置関係を調整したり、手元の資料をスタンドに置くことで、自分の近くでキーボードやマウスを操作することは習慣により変えられる部分も存在しています。変えられない部分ではなく変えられる部分に焦点を合わせて積極的に取り組むことで必ず良い習慣は体得できると考えています。ストレートネックや背中の丸さを改善するための具体的なご提案を行っています。

ストレートネックについてよくある質問