トータルボディケア
Refine(リファイン)です。
今回は、【膝が痛いと溜まる水、本当の原因と対処法】#3代表的な膝の痛みへの対処法をご紹介します。
対処法①水を抜く
膝の痛みに伴う結果として膝に水がたまるということがあります。
これは前述したように膝に炎症が起きていることがきっかけとなり、二次的に水がたまるという現象が起きます。これが一定以上増えてくると関節の周りの組織を圧迫し、痛みなどの症状が起きてきます。
対処療法のため、原因が取り除かれていない場合はまた水がたまってしまうということもあります。
対処法②ヒアルロン酸注射
関節の周りの軟骨がすり減ってくることに対応しようというのがヒアルロン酸注射です。
TVCMなどでもおなじみの成分ですね。
しかし実は、膝の痛みの原因として軟骨成分などが関連しているケースは意外と少なく、3割程度に止まると言われています。後の7割の原因としてあげられるのが、膝周りの筋肉などの柔らかい組織が硬くなったりすることにより痛みが出ることがわかっています。
そのため、膝が痛いときには原因に合わせた対処を行うこと、またヒアルロン酸注射などを何度か行ってみても症状の改善がみられない場合は違う方法を考えることも大切だと考えます。
対処法③手術
「手術だけはしたくない」と思われている方もいますし、どんな方でもしなくても済むならばしたいとは思わないでしょう。
しかし、関節の状態が明らかに損傷してしまっていると手術によって対処するしかなくなってしまいます。
代表的な手術として
- 半月板などの軟部組織の手術
- 人工関節に置き換える手術
があり、その特徴としては
半月板などの軟部組織の手術
O脚に代表される偏った足の使い方を繰り返すことで、半月板や関節軟骨などの骨よりも柔らかい組織が損傷してしまい、その部分を取り除く手術です。
O脚の場合、膝と膝の隙間が空いているため、膝関節の内側に過度な負担がかかり、その部分が摩耗してきます。その状態が続くことにより、本来のクッション材として十分な半月板、関節軟骨などに損傷を与えることがわかっています。
人工関節に置き換える手術
より重症な方に用いられる手術であり、クッション材がすり減るだけでなく骨自体にすり減り変形してしまっている人を対象としたものです。
具体的には膝の部分の関節を人工関節というものに交換します。
ただし、深く曲げられないなど制限もあり痛みもスッキリなくなるという人ばかりでもないのでしっかり調べてから納得して選択する必要があると思います。
終わりに・・・
いかがだったでしょうか?
次回はいよいよ
【膝が痛いと溜まる水、本当の原因と対処法】#4膝の痛みへの姿勢ケアの紹介
について解説します。
お楽しみに!
①【膝が痛いと溜まる水、本当の原因と対処法】#1クセになるは本当か?
②【膝が痛いと溜まる水、本当の原因と対処法】#2炎症が起きる原因を詳しく解説
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