姿勢を定期的に観察する「定点観測」の大切さ

姿勢レポート 比較 サンプル 女の子の姿勢の変化のまとめ

リファイン代表、姿勢科学士の喜多 英です。

皆さん、ご自分の姿勢を見ることってありますか?お顔を鏡で見ることはあっても、胸から下をチェックすることは案外少ないのではないでしょうか?今回は、姿勢を定期的に観測すること=「定点観測」の重要性についてわかりやすく解説していきます。

目次

姿勢改善はまず現状を知ることから

リファインではお身体のケアを行う前に、現在の姿勢を4方向から撮影しています。そのサンプルをまずはご覧ください。

当店での初回に撮影する姿勢レポート4方向のサンプル写真 女の子
当店での初回に撮影する姿勢レポート4方向のサンプル写真 女の子2
当店での初回に撮影する姿勢レポート4方向のサンプル写真 女の子2
当店での初回に撮影する姿勢レポート4方向のサンプル写真 男性1
当店での初回に撮影する姿勢レポート4方向のサンプル写真 男性1
当店での初回に撮影する姿勢レポート4方向のサンプル写真 女性1
当店での初回に撮影する姿勢レポート4方向のサンプル写真 女性1

姿勢が悪いというのは簡単ですが、特に姿勢のどの部分に問題があるのかということを一緒に確認するために、初回もしくは早めのうちに姿勢レポートという形で撮影をして頂きます。

姿勢は何から影響を受けるのか?

ここではお一人お一人へのフィードバックは割愛させて頂きますが、もちろん、両親からの遺伝的性質に加えて、年代や性別、また繰り返し行なっているスポーツからの影響や、お仕事が座り仕事か立ち仕事が多いか?などにより姿勢は変化していきます。特に長い時間行ってきた活動などの影響は大きいと私自身は考えています。

重力を上手く使えるように

地球上にいる限り重力の影響からは逃れられず、上手な立ち方、座り方、動き方をまず知る必要があると考えています。これは痛みを感じていようがいまいが、皆共通する課題です。身体的な強度が高く、多少姿勢が悪いために負担が強くても痛みなどでない方もいらっしゃると思いますが、負担が強い状態が続くことは、やはり危険です。長時間、劣悪な環境に置かれることで、痛みや体の疲れ、自覚しなくとも血流の停滞、むくみや肩こりなどの症状が出ている方は多くいらっしゃいます。

何を行うか?より効果の検証が大切

私たちも含めて、体を良くするための行動は皆さんもされたことがあると思います。例をあげれば、ラジオ体操やウォーキング、体幹トレーニングや筋力トレーニングなどの体操、運動系、違う分野で言えば野菜不足だから栄養を補うために食事を工夫したり、サプリメントで補ったり、または睡眠時間の確保を考える大谷選手のような方もいらっしゃると思います。

しかし最も大切なことは「行うこと」以上に「効果の検証」になってくると断言します。

効果が出るものを続ける

TVで言っていたから正しい、という見方もあると思います。もちろん自分の把握していない分野の場合、内容の検証が難しいために、誰が言っているのか?というわかりやすい権威に従うというのは優れた方法の一つですが信用しすぎも危険な点があります。

人間の身体は皆同じではない

ということも覚えておく必要があり、自分にとって合わないと感じた場合は中断したり変更したりすることも柔軟に考える必要があります。

多くの人に当てはまる内容を発信している

これはTVやSNSなどのメディアにも言えることですが、一人一人に合わせて発信をしていることではありません。そのため多くの人に当てはまると思われる一般的な内容になるため、自分自身の状況が特殊な場合や体質などにより良いとされているものが合わない。ということも十分に考えられるわけです。

効果の検証としての姿勢の観察「定点観察」

Man with impaired posture position defect scoliosis and ideal bearing.

痛みの減少などわかりやすい感覚があれば良いのですが、それらが難しい場合もあります。その時に役立つのが客観的なデータとしての姿勢です。姿勢が悪い人が必ず痛みがあるわけではありません。ですが痛い人の多くは姿勢が崩れています。それは重力に対応して効率的に立つというところまで身体が対応できていないのではないかと私は考えています。

姿勢を定点観測する 具体例

ケース1 50代男性の競技スポーツでのケガ予防

姿勢レポート 比較 前傾姿勢 男性
姿勢レポート 比較 前傾姿勢 男性

上記の男性の場合、観察期間が約3ヶ月です。月3回前後の施術間隔でした。

最初の姿勢のポイント

元々のお悩みは競技スポーツでのケガを減らしたいということでした。具体的なケガとして、足底筋膜炎、アキレス腱、ふくらはぎの筋肉の張りなどをよく感じていたそうです。左の写真を見てみると特に上半身の前傾が強く、お尻を突き出したような姿勢となり、肩も前方に引き出されたまき肩になっています。もちろんFHP(頭部前方姿勢)で頭のランドマークである耳の穴の位置も前方化しています。

比較した改善ポイント

骨盤前傾角度が減少し、上半身の前方化がかなり少なくなっています。肩の前方化もかなり改善され、頭も肩の上に乗るようになってきました。まだ骨盤前傾角が強めであったり、お腹の突出もありますが、初回撮影時よりも良いラインにはなってきました。

お悩みの進捗

足底筋膜炎やアキレス腱、ふくらはぎの張りを考える際に、前傾姿勢が強いということは常に体の後方の筋肉に負担をかけることになります。体が前に倒れすぎないようにふくらはぎの筋肉は働きを続けることになり過負荷の状況があったと推測しています。それが、前傾姿勢が緩和したことにより、負荷が減り、足底筋膜炎、アキレス腱の痛み、ふくらはぎの張りなども減少しました。そして股関節の可動域を増やすことを目標の一つにしたこともあり、競技スポーツ上のパフォーマンスも上昇したとのことで大変お喜びを頂きました。

ケース2 成長期の子どもの姿勢

姿勢レポート 比較 サンプル 女の子の姿勢の変化のまとめ
姿勢レポート 比較 サンプル 女の子の姿勢の変化のまとめ

1年以上にわたって、定期的に姿勢を観察しています。施術の間隔は月に1回ずつ行っています。

最初の姿勢のポイント

お腹を突き出したような姿勢になっており、お尻が後方に出て、膝もおそらくは過伸展(伸びすぎ)の状態にあったと記憶しています。それに伴い背中も丸くなり、若干ですが頭部が前方に移動しています。

比較した改善ポイント

約半年後の画像と1年3ヶ月後の画像がありますが、どちらもお腹を前に突き出す角度や背中の丸さも減少傾向にあります。また背中の後方化と頭の前方化が減少していて、全体的にキレイに上に伸びるような姿勢になっています。

お悩みの進捗

お母様が、歩き方に違和感を感じたことがきっかけで、足首の硬さなどもあり、姿勢の改善を目指すこととなりました。足首の柔軟性の制限になっていたと思われる下腿三頭筋の筋緊張もかなり緩和し、歩き方、走り方も改善していきました。今でも月に1回は姿勢チェックを兼ねて一緒に姿勢改善を続けています。

その他のケースは写真のみご紹介

姿勢レポート
姿勢レポートの比較写真 男性
姿勢レポート
姿勢レポートの比較写真 女性
姿勢レポートの比較写真 女性

半年に1回の姿勢レポート作成がオススメ

姿勢を定期的に観測し続けることの大切さに触れてきました。また施術や行ったケアによる効果測定の意味があることもお伝えしました。もちろん今回はご紹介しておりませんが、姿勢改善が得られない場合もありますので、当店では初回の方は1〜3ヶ月以内に姿勢レポートの再撮影を行うことでチェックしています。それ以降の方は半年に1回の姿勢レポートの撮影をオススメしています。

体温、血圧、心拍数などと同じように姿勢の観察も貴重なお体のデータとなりますので引き続き、姿勢の定点観測を続けて日常生活に役立てて頂きたいと思います。

この記事を書いた人

喜多 英(きた ひで)のアバター 喜多 英(きた ひで) 代表セラピスト

「からだは必ず良くなる」
初めまして、代表の喜多 英(きた ひで)と申します。

目次