トータルボディケア
Refine(リファイン)です。
今回は、
【寝具・枕選びの新常識「自分の体に合わせない」理由】#3
をご紹介します。
低反発から高反発へ
寝具を選ぶときに、低反発か高反発か?という基準がありますね。
5年ほど前は低反発マットレスが主流のときもありましたが、近年は高反発マットレスの方が優勢なように感じています。これは私も賛成です。
良くある低反発の宣伝文句に
「自分の体に合わせて沈み込んでくれる」
これは本当でしょうか?そんなはずはありません。
なぜなら、からだの重さには部位によって違いがあるから。
一般的に重たいとされているのは骨密度や内臓などもある腰のあたり、それから頭であり、最後に足となります。低反発などの柔らかい素材であればあるほど重たい部位の沈む量は増えていき、腰や背中が丸くなった姿勢で寝ることになります。
よく寝具が変わると眠れないという人もいますが、体の柔軟性が低下していたり、過度に高すぎる人にもその傾向があるように私自身は感じています。
理想はどこでも快眠できることですよね。
幼い頃はあんなに寝れたのに歳を重ねるたびに難しくなっていくということが多くて困ったもんですね。
寝具に求められる役割とは?
大まかにいうと寝具の役割はシンプルであり、
それは快適な睡眠を実現することに尽きると考えています。
快適な睡眠のためには
- 適切な寝返りが打てること
- 一箇所に負担が集中しないこと
- あるべき生理的湾曲を保ってくれること
ということがあげられます。他にも必要なことはあると思いますがここではこの3点に要点を絞ってお伝えします。
寝返り
適度な寝返りを繰り返すことにより、体液の循環や次で扱う負担の分散化に効果的です。寝返りの回数を調べる実験があり、一般人の寝返り回数は平均で24回に対し、腰痛のある人7人中5人が10回以下であり、腰痛歴30年の女性は8時間の睡眠中にわずか5回しか寝返りを打たなかったという結果も報告されています。
負担の分散化
体の一部分に常に体重がかかっていることは望ましくなく、圧迫により血液循環がとどこおることがわかっています。体は重さが一定ではないため、重たい腰や背中にかかる負担をうまく逃がしてくれる構造が必要になります。いつも右肩を下にして寝るなどの習慣が積み重なることで姿勢が悪化することも考えられます。
生理的湾曲の維持
からだには本来誰もが持っているカーブということで生理的湾曲があります。腰と首には前弯があり、うなじのキレイなラインや腰のくびれのラインだと理解してもらえればいいと思います。姿勢は熟睡時の姿勢を脳がインプットして形状記憶をしているという説もあり、睡眠時の姿勢を保つことの重要性は大きいです。
姿勢を良くする寝具(ヘルシーライン)
私がオススメしている枕は日本医療研究株式会社のヘルシーラインという商品です。会社HPはこちら→http://nichiiken.net/product/beddinghealth/healthyline
こちらの商品を使って12年ほどになり、家族全員これで寝ています。
主な特徴として
- 高反発であり、触ると硬めだとわかります
- 丸い緩やかな突起が無数にあり体にストレッチがかかります
- 3つのブロックに別れており、重さのかかりやすい腰の部分を入れ替えることができます
- 3つ折りにできるので持ち運びもコンパクトでそんなに重くありません
中でも重要だと感じるのが高反発の素材の持つ安定性です。
腰や背中などの重みのかかる部分も高反発のためそこまで大きく沈みません。これにより背中と腰と頭と足のアンバランスが最小になるように設計されています。
前回紹介したように、首には枕を当てるため頭も前方に出ることはありませんので最適な寝姿勢が保ちやすいと考えています。
ただ、もちろん横向きになるときや肩が痛い人などは高反発の素材が当たって痛いなどデメリットもあることはご理解ください。
この寝具が気になるという方はお問い合わせください。実際に当店にこられて、体感してみることが最も良いと思います。どんなに良いとされるものでも使えなくてはどうしようもありません。
終わりに・・・
いかがだったでしょうか?
次回は、いよいよ
について解説します。
お楽しみに!
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