【No.2】治っていくのを邪魔するもの

からだの基礎知識

トータルボディケア

Refine(リファイン)です。

 

前回には

「からだは必ず治っていく」

ということを話しました。

 

ですが

いや、私のからだは治ってない。

そんな力はあるにはあっても

私の痛みには当てはまらない。

 

そう考える人が多いのでは

ないでしょうか?

 

ではなぜ

治っていかないのかというと

邪魔するものがあるのです。

 

では何が邪魔するのか?

さまざまな要素がありますが

つきつめていうと

誤った体の使い方

に集約されると思います。

 

これをわかりやすくするために

膝が痛くて病院に行ったら

水が溜まっているといわれた

Aさんの例で考えてみましょう。

 

Aさんの

膝が痛いは第1の結果であり、

水が溜まってしまうのは第2の結果です。

そして第3の結果として軟骨のすり減りもあるかもしれません。

 

 

ここでの病院での対応として

水を抜いてくれたり

痛み止めの注射を打ったり

軟骨成分を注射してくれたり

するかもしれません。

 

これらは十分に利用するべきです。

ただしこれは処置であり

治療ではないということです。

 

なぜ膝自体が痛くなったのか?

なぜ水が溜まったのか?

なぜ軟骨がすり減ったのか?

 

膝の痛みの根本原因は

何でしょうか?

 

ひとつずつ考えてみましょう。

 

軟骨が片方の膝だけ

すり減る体質なんでしょうか?

ちがいますね。

負担がかかるから

衝撃吸収剤である軟骨がすり減る

わけですね。

 

水が何ごともないのに

片方だけ溜まってくるでしょうか?

これも違いますね。

炎症が起きているから

消炎と栄養供給のために

滑液といわれる栄養素を含む水を

集めて集中治療を行おうとしているわけですね。

 

炎症がおさまれば

水はたまらなくなりますね。

 

最後に

膝が勝手に痛くなるでしょうか?

それは誤った使い方を繰り返して

小さな炎症が積み重なった結果

痛みというからだからのSOSを

出しているわけですね。

 

だからAさんは

誤ったからだの使い方から

治さないと

何度も痛みを繰り返し、

第4の結果である

膝関節の変形という

自然には修復されない状態に

なってしまいます。

 

治療と処置は違う

ということに触れましたが

 

治療は原因に対応するものであり

処置は結果に対応するものと

私は認識しています。

 

治療は高血圧における

運動や食生活を改善することであり

 

処置は降圧剤の投与などです。

 

どちらも必要なものではありますが

治療なき処置は気休めであり

処置なき治療は苦難を伴います。

 

治療を行うために

処置を先に行うという

大原則を認識する必要があります。

 

つまり膝の痛いAさんは

一時的に痛み止めや水を抜いたり

という処置をしたとしても

膝に負担のかかる体の使い方や

クセを改めていく必要がある

 

という風に私は考えています。

 

ただいきなり

からだの使い方を変えましょうと

言っても何をしていいやら

わかりませんから

きちんと順を追って説明していく

必要があります。

 

今回は

からだが治っていくのを

邪魔するのは

誤ったからだの使い方であると

説明しました。

 

次は具体的に

どのようなからだの使い方が

からだを負担をかけるのかについて

お話ししていきます。

 

【No.3】座ることの弊害

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