【No.4】立っていると腰が痛い理由

からだの基礎知識

トータルボディケア

Refine(リファイン)です。

 

さて前回は

からだに負担をかけるとして

座ることについて解説しました。

 

今回は立つことについて

一緒に考えてみたいと思います。

 

まず立ったときに

まっすぐ立っているでしょうか?

 

どちらか片方の足に

体重が多くかかっていませんか?

 

また片方の足のつま先が

外側に向きすぎていませんか?

 

肩の高さやウエストのラインは?

 

立つときのチェックポイントは

非常に多くあります。

 

まっすぐ立つということは

案外難しいと私は思っています。

 

では、チェックはこれぐらいにして

立つときに体に起きる変化

についても考えていきましょう。

 

まず座っているとき

寝ているときと明らかに違うのは

腰の反りが強くなる人が増えます。

 

それが立ち仕事で腰が痛いの

大きな原因です。

 

反り腰になることで

骨盤が前に倒れる(骨盤前傾)

が起きてお尻の筋肉が緊張します。

 

また女性に多い

前ももが張りやすい

という状態にもつながってきます。

 

すると膝にも負担がかかり

多くのトラブルにもつながります。

 

腰が反られすぎて

痛くなってくると

お腹を前につきだすようにして

骨盤を後ろに倒して(骨盤後傾)

バランスをとろうとします。

 

実はこのバランスの取り方は

姿勢が悪い、

いわゆるねこ背をつくります。

 

骨盤が前に出た分だけ、

後ろにもどさないといけません。

 

それが背中を丸めるねこ背を

つくっていきます。

 

これで立派なねこ背姿勢の

出来上がりです。

 

よく講演などで

「ねこ背を治すために

ストレッチポールを当ててるが、

効果が感じられない」

という人に出会います。

 

背骨は背中だけ独立している

わけではないので

そこだけまっすぐには

ならないんですね。

 

皆さんの周りでいますか?

背中だけ丸くなっていて

他は完璧な姿勢の人。

 

背中丸まってる人は

良く見てみれば頭も前に出てるし、

膝も曲がっていますから。

 

だからねこ背を治そうと思ったら

骨盤の角度から治さないと

ダメですよね。

 

一時的にまっすぐになっても

帰るときには丸まって帰りますよ。

 

それから立つときの悪い習慣として

片方に体重をかける

というものがあります。

 

よく肩の高さが違うとか

骨盤の高さが違うとか

また背骨が横に曲がっている側わん

とかいわれる人のほとんどが

片足に体重がかかってます。

 

例えば多く見られるパターンで、

右足に多く体重をかけ、

右に骨盤が移動して持ち上がる

というものです。

 

背骨の土台となる骨盤が

まっすぐでない以上

その上の背骨はまっすぐに

なるはずがありません。

 

そうなると背骨に

必要ない負担がかかることになり、

腰や背中の筋肉を疲れさせます。

 

これによりコリ感や痛み、

また椎間板の摩耗や変形、

ヘルニアや狭窄症など

多くの疾患の原因にもなり得ます。

 

そのためまっすぐ立つという

当たり前のことが

いかに大切かということが

お分かりいただけると思います。

 

ぜひ一度ご自分の全身を

鏡で見て、

肩の高さや

腰の高さ、ウエストのライン

をチェックしてみてください。

 

では不適切な立ち方が

痛みにつながるということは

わかったけども

肝心のどう立てばいいか?

またどう座ればいいか?

ということもお話ししていきます。

 

ただ、良い姿勢は

言うは易し、行うは難し

で知っているのと

できているは大きく違います。

 

しかし、まずは

知らないから

知っているになり

している

という風に努力してもらえればと

思います。

 

正しい座り方、立ち方については

次回にお話ししますね。

 

【No.5】正しい座り方のコツ

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