【No.3】座ることの弊害

からだの基礎知識

トータルボディケア

Refine(リファイン)です。

 

さて、

「あなたの腰痛の原因は

なんですか?」

と聞かれたときに

なんと答えますか?

 

「昨日長い時間運転して…」

「一日中立ちっぱなしで…」

もしかしたら

「何もしていない」

という人もいるかもしれません。

 

「火のないところに煙は立たず」

 

怒られるかもしれませんが

正確には「何もした覚えはない」

ということであり

 

「知らずに負担をかけている」

がほとんどだと感じています。

 

今回は

座ることと立つこと

この2つがからだにかける負担

について一緒に考えましょう。

 

まず座っているというのは

どういう状態でしょうか?

 

座るという

誰からも教わらずにできることを

案外真剣には考えないものです。

 

座るということは

足を休めている状態です。

座っていてもお尻から頭は

ずっと立った状態を続けています。

 

そしてからだの接する面は

立っているときの足の裏から

お尻と太ももの裏になります。

 

最初にお伝えするのは

このお尻から太ももの裏に

体重がかかることの悪影響は

死亡リスクを最大で40%増え、

がんになる確率が1.4倍増え、

糖尿病や高血圧にも影響します。

 

具体的にいうと座りすぎ

という問題です。

 

WHOやアメリカ、オランダなどの

研究チームは

「1時間座ると寿命が22分縮む」

というデータを示しています。

 

ではなぜ座るだけで

健康への悪影響につながるのか?

 

それはつきつめれば

血の流れが悪くなる。

 

ということに尽きます。

 

どういうことかというと

座ることで

お尻と太ももが圧迫され

足の血の流れが悪くなるためです。

 

血の流れが悪くなれば

血液によって運ばれてくる

酸素な栄養素が届かないばかりか、

たまった老廃物を排出できずに、

新陳代謝が進まなくなります。

 

そうした問題が

血管では、冷えを感じ

リンパでは、むくみを感じ

筋肉では、硬くなり痛みを感じ、

臓器では、機能が低下します。

 

こうしたひとつひとつの積み重ねが

結果として

死亡リスクを40%上げ、

寿命を減らすということなのです。

 

また違う言い方をすると

新陳代謝が進まないということは

老化が進むということです。

 

肌に傷がついても

下に薄皮が新しく再生されない

ということが起きてきます。

 

また再生されるまでの

時間が長くなるということです。

 

お肌の調子が良くない

となったとき

何かいいクリームや化粧品を

求める人がほとんどですが、

 

からだの新陳代謝機能が

落ちたままで

外から栄養素を補給しても

その場そのぎに

なってしまわないでしょうか?

 

本来のからだには

自ら治ろうとする力、

新陳代謝する力がありますから

まずはその力をしっかりと

働かせることも大切ではないか?

 

そうしたことも

頭の片隅に覚えておいて

もらえたらなと思います。

 

 

座るということについて

解説してきましたが、

少し長くなってきましたので

立つことについては

次にお話ししたいと思います。

 

【No.4】立っていると腰が痛い理由

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